新しいパートナーをきちんと愛するために
どんな性病の検査をするのか
ブライダルチェックの対象となる代表的な性病の種類は、下記の通りです。HIV感染症・梅毒・淋菌感染症(性器と咽頭)・クラミジア感染症(性器と咽頭)・マイコプラズマ感染症(性器と咽頭)・ウレアプラズマ感染症(性器と咽頭)・性器ペルペス・カンジダ症・B型肝炎・C型肝炎・HPV(低リスク)・HPV(高リスク)・一般細菌(尿)など。
検査の方法とタイミング
一般的に男性の場合は、採尿(尿検査)・採血(血液検査)・陰部の擦過物・咽頭への感染を調べる時は、うがい液もしくはぬぐい液となります。皮膚の場合は、綿棒で感染の可能性のある箇所をこすって検査をします。また、女性の場合は採尿ではなく、膣分泌物から検査を行うことが一般的です。それ以外の検査は、男性と同じです。
ブライダルチェックは、感染の心あたりのある日にちから最低1ヶ月以上経過してから、検査することをお勧めします。HIV感染症・梅毒・B型肝炎・C型肝炎といった病気は、感染してご自身の体内にその病気の抗体が発生しているかどうかを確認できるには1ヶ月以上必要となるからです。
もちろん、性病に感染していることを少しでも早く知りたいなら、クラミジア感染症や淋菌感染症(淋病)のそれぞれ性器や咽頭への検査は、核酸増幅法(PCR法)による精密検査によって感染機会から数日後より検査することができます。
また、HIV感染症においては1ヶ月後でも抗原抗体検査をすることができます。しかし、念のため3ヶ月後にもう一度検査をして、感染していないことを確認することが厚生労働省によって推奨されています。
一般的な費用
病気の症状がない検査は、すべて自費診療となります。1つの検査について3000円から8000円程度の病院が多いようです。また、どの検査を実施しているかも病院やクリニックによって異なりますので注意が必要です。ブライダルチェックと謳っているところでは、6種類から18種類の検査で2万円~6万円程度になるようです。
少し高いと思われるかもしれませんが、早期に感染症を発見すれば治療も早く行うことができますし、完治までの時間も短くなります。また、不妊を避けることもできますので、ここはしっかり調べておきましょう。