遠距離恋愛時のお互いの心理状態とは?
物理的な距離と心の距離は比例してる?
最初のうちは、会えない分頻繁に連絡を取り合っては、お互いの気持ちを確かめあったり、頻度は少なくなっても、何とか時間を作って会ったりして、お付き合いの継続を図っていくものですが、その状態が1年…2年…と続いていくと、離れていることに耐えられなくなり、別れを選んでしまう人も多いと思います。頻繁に会える距離にいた時は、とてもうまくいっていたのに、なぜそんな状態に陥ってしまうのでしょうか?
環境の違いから生まれるすれ違い
遠距離になると、これまでの環境が一変してしまいます。環境が変われば、ライフスタイルにも変化が出たり、新たな出会いが待ち受けていたりします。特にライフスタイルに変化が生じたとき、お互いが近くにいるときは「会う」ことによって、感情や状況を把握し、共有することが容易にできていたとしても、遠距離になってしまうと、「会う」行動が制限されるので、お互いの感情を知ったり愛情確認を行うには電話やメールでしかできなくなってしまいます。
電話やメールでは、相手そのものが見えないため、自身の中で相手の行動を「理想化」することが始まっていきます。
理想化とは、表向きは自分で伝えた理想を実現しようとしているように見えても、実際は理想ばかりを掲げて、行動が伴ってなく、客観的に見ると「口だけ」という印象になってしまう事です。実はその理想の背後には、自分でも認めたくない何かが隠されていて、相手はそれを必死で見られないように自分を強く見せたり、自己防衛したりすることを指します。
例えば、約束していた時間に相手から電話がこなかった時、「相手は何をしているんだろう?もしかして浮気…?」などと、相手の行動を自ら勝手に想像して、その事を「疑い」として相手に伝え、更に相手の様子に疑問を感じてしまって…という経験はないでしょうか?
そんな状態がお互いに続いたり、積み重なっていったりすると、「自分自身への愛情が冷めてしまったのではないか?」という思い込みに囚われてしまい、2人の信頼関係にヒビが入ってしまうのです。
特に、遠距離恋愛では、この疑いが入り込むコミュニケーションが原因となって、恋人関係を解消したくなる事が出てくるのです。
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