シンプルなデザインに隠された機能が盛りだくさん
さて、組み立てが完成したらいよいよ運転開始です。加湿器の設置から運転中の様子まで、順を追ってリポートします!■設置スペース
加湿器の場合、どんな機種にも設置スペースの目安が取扱説明書に書かれています。このモデルの場合は、前後左右と上部とも1m離すようにと書かれていました。上部に1mはほぼ問題なく確保できると思いますが、周囲1mの余裕を確保するのはなかなか難しいのが現状でしょう。このあたりは臨機応変に対応するのが現実的だと思いますが、あまり壁や家具に近づけると、ダイレクトにミストを浴び続けることになり、痛みの原因にもなりかねないので、適度なスペースが確保できる場所を探すことをおすすめします。
■操作性
電源ボタンを押すと運転開始です。スイッチ右横にある丸い部分が操作ボタンで、すべての設定はこの部分で行います。左(9時の位置)が【自動ボタン】、下(6時の位置)が【加湿量切り替え】、右(3時の位置)が【急速ボタン】となっていて、いずれかのボタンを押すと運転が開始されます。ちなみに上(12時の位置)は【タイマーボタン】となっています。
【自動ボタン】と【急速ボタン】は、ボタンの横に小さいランプが点灯しますので、それが設定されたという目印。【加湿量切り替え】と【タイマーボタン】は、選んだモードの部分が光るようになっています。いずれのボタンもランプも非常に小さく、デザインとしてはキレイではありますが、目が悪いと見にくいと感じるかもしれません。慣れてしまえば問題なしですが、デザインと使いやすさの両立は難しいんなだなぁ……と感じました。
■運転モード
【自動運転】は、部屋の温度・湿度を感知して最適な状態になるよう加湿量を切り替えて運転するモード。乾燥を感じたり過加湿を感じなければ、常に自動運転にしておくのが良さそうです。【加湿量切り替え】を押し「L(弱)・M(中)・H(強)」の3段階から好みのバワーを選びます。【急速運転】は一気に加湿したい時に利用。2時間後に自動モードに切り替わるので、帰宅直後などに便利なモードです。
■給水
今回のモデルから改良されたのが、この給水方法。従来モデルは、ながーーい給水タンクを取り外して給水する必要がありましたが、今回は、タンク上部の金属部分がスライドして開閉できる仕様になり、上から給水が可能になりました。専用の水差しも同梱されていますので、これはかなり楽!リビングなどで大きなタンクを「よっこいしょっ!」と持ち歩かずスマートに給水作業ができます。ただし、水差し1杯でタンクは満タンにならないので2往復必要です。
■ミストの出方
超音波式のため、スイッチを入れると瞬間でミストが噴出されます。ミストが目で見えるため、とても加湿されてる感じがします。これが超音波の人気と言っても過言ではないでしょう。吹き出しノズルのみだと上に向かいストレートにミストが出ますが、付属の【拡散フィン】を装着すると、ミストが揺らいてやや幅広に噴出されていきます。加湿量に差が出るわけではないので、好みの方を選んで良いと思いますが、超音波の場合ミストが拡散しにくいの、少しでも広い範囲の湿度を上げたいなら【拡散フィン】を使うほうが効果的でしょう。
■タンクの中の光
運転を開始すると、給水タンクの根元のランプが点灯します。ランプは4色に光り、加湿状態を示すインジケーダの役割をしてしいます。それぞれの色の意味は【黄色(乾燥)→緑→青(潤う)→赤(タンクが空)】。部屋の状態や給水のタイミングが分かるだけでなく、水の中で光るライトは見た目にとてもキレイで癒されます。サイン計画に癒しも盛り込む実用性と審美性を兼ね備えたデザインは、さすが!です。
■消費電力量
【L(弱)モード】の場合、消費電力は25Wだがが、加湿パワーは100ml/h。これはスポット加湿のレベルなので、現実【L(強)モード】になるとしたら、消費電力は38W=約1円/1時間なので、1日8時間で8円、1ヶ月なら240円。これなら、電気代を気にせず使えますね。