鎌倉四葩の「あぶらとり紙」
最後に訪れたのは、「あぶらとり紙」の専門店、『鎌倉四葩(よひら)』さん。鎌倉四葩 お店のロゴはアジサイのデザイン
鎌倉といえば「アジサイ」のイメージですが、「四葩」はアジサイの別名。地元・鎌倉に根付いたブランドでありたいという願いが込められているそうです。
全国に、「あぶらとり紙」を販売するお店はたくさんありますが、『四葩』が他のお店と違うのは、紙を漉(す)くところから一貫して行っていること。
というのも、社長の三木さんのご実家は、四国の和紙やさん。『四葩』の「あぶらとり紙」には、四国の『伊予和紙』が使われています。
鎌倉四葩 店内
販売されている「あぶらとり紙」に触れてみると、とてもなめらかで、しっとりとした肌触り。これは、絹の繊維を大量に、何割も漉き込んだ、独自の紙を使っているからなのだそうです。
これも、紙の製造から一貫して行っているからこそ、できることですね。
『四葩』の「あぶらとり紙」は、様々なパッケージが用意されています。
人気の「鎌倉パッケージ」
最近、一番売れているのは、鎌倉の名所・名物がデザインされた「鎌倉パッケージ(鎌倉散策シリーズ)」。たしかに、これは鎌倉観光の良い思い出になります。
季節や花をイメージした様々なパッケージ
季節の絵柄がデザインされたもの、香り付きのもの、高級化粧品とセットで持ち歩くのにピッタリなものなど、様々なパッケージの中から、自分にあったもの、目的や使うシーンにあったものを選ぶのも、楽しみですね。
2015年春からは、頂き物へのちょっとしたお返しなどに使える「メッセージシリーズ」も販売される予定。こちらも楽しみです。
こんにゃくスポンジ
『四葩』では、「あぶらとり紙」のほか、「こんにゃくスポンジ」や「絹まゆ」などの「スキンケアシリーズ」も、定番商品として、10年以上のロングセラーになっています。
一度使うと、使い心地の良さを実感される方が多く、リピーターがとても多いそうです。
『四葩』の今後について、三木社長は、
「昔ながらの体に良い天然素材のものを、現代の生活にあう形で提案していきたい。その発信の場として、古い物と新しいものがうまく調和して存在する鎌倉は、最適な場所だと思います。」
と話されます。
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■鎌倉四葩
住所:鎌倉市長谷1-15-16
TEL:0467-25-6133
営業時間:10:15 ~17:15 (冬期と10月以外の日曜祭日は 10:00~18:00まで営業)
定休日:月曜日。月曜日が祭日の場合には翌日休業
アクセス:江ノ島電鉄「長谷駅」徒歩6分
地図:http://yohira.jp/store/hase.html
ホームページ:http://yohira.jp/index.html