排卵日っていつ? 妊娠しやすい日の見つけ方とは?
排卵日っていつ?排卵日が把握できれば、妊娠しやすい日が分かることになります
妊娠が成立する仕組み
妊娠は、卵子と精子が出会うことによって成立します。月経後に卵巣の中で卵の元となる「卵胞」が育ち、十分に育った卵胞から卵子が飛び出すと、それを卵管がキャッチします。ちょうど卵管のなかに卵子が入っている時に、そこに精子がたどり着くと「受精」することが可能になるわけです。なので、この卵管のなかに卵子がピックアップされるタイミングに合わせて精子が入ってくる必要があります。精子が受精能力を持っているのは、射精されてからだいたい3日間くらいと言われています。ただし、精子にも個体差がありますから、長いと5日間くらい受精能力を持っている場合もあるようです。一方、卵子の寿命は短く、排卵から24時間後にはほぼ受精の力がなくなってしまいます。
「妊娠しやすい時期」とは、精子と卵子の受精能力がある期間ということになりますから、排卵日の3~4日前から翌日までの4~5日間が当てはまります。最も妊娠しやすいのは、排卵日直前から排卵日当日の2~3日間となります。
排卵日っていつ?妊娠しやすい日の見つけ方
■月経周期が28~30日で安定している人2~3ヵ月基礎体温をつけるだけでほぼ排卵日が把握できるはずです。例えば、周期が28日だと月経13~14日目に排卵することが多いので、基礎体温もその時期が低温期の終わりになっているはずです。基礎体温でそれが確認できたら、毎月月経12~14日目を中心にチャンスを持てばよいということになります。
■月経周期が25~45日くらいで若干不規則な人
基礎体温だけでは排卵日の特定が難しい場合があります。基礎体温は、後から振り返って「この日が排卵日だったんだな」ということは分かりますが、つけている途中で「今日が排卵日」と気づくことは難しいのです。なので、周期の短い方の日にちに合わせて排卵日検査薬を使い始め、反応が陽性になったらその日と翌日にチャンスを持つといった工夫が必要になってきます。一番短い周期が25日なら、月経10日目から排卵日検査薬を使い続けることで排卵日を事前に見つけやすくなります。
■月経周期のばらつきが大きい人
自分で排卵日の特定をするのは困難です。そろそろ排卵日かな、という時期に婦人科で超音波検査を受けて、卵巣の中で育っている「卵胞」の大きさを測り、だいたい何日後に排卵するかを予測するしかありません。また、排卵日の予測が難しいほど周期がばらつく場合は、排卵誘発などの治療が必要な場合があります。
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