ポケットパークに囲まれた希有な敷地
上/西側の外観。白い外壁は左官木コテ仕上げ。ガレージの脇に玄関がある。写真:渡辺康建築研究所(以下Wで表記) 中/南側の小公園からの眺め。大きな壁面の菱形の模様は、階段室の採光用のピンホール。 下/東側の小公園からの眺め。手前は地域の防災用具の倉庫。 |
この家の建つ百人町は、新大久保と高田馬場の間の西側に位置しています。1990年に新宿区による都市防災不燃化促進事業で狭い路地が解消され、新たに街路やポケットパークが整備されました。そのお陰で、この家は4方どの向きにも隣家が接しないという希有な敷地に建っています。白い壁と木の窓枠のせいで、思わず木造と勘違いしてしまいそうですが、この家はれっきとしたコンクリート住宅なのです。
◆建築家プロフィールと建築データ