きっかけの次は判断が求められる
家を建てるきっかけは、さまざまあります。『子どもができたから』『親と住むことになったから』『家を持つことで安心感を得たい』……など。
しかしながら実際家を建てるとなると、土地はどうする? 建築費はどのくらいかかるもの?など初めてのことだらけで、わからないことが多くあります。さらに新築の注文住宅であれば、何を重視すればよいのか、予算的に新築が無理なのであれば中古住宅を選択することも考えられます。
2014年末に国土交通省が平成25年度の住宅動向調査をとりまとめています。まずはそのデータを参考にして、家づくりをスタートしてみてはいかがでしょうか?
注文と中古、その家を選んだ理由は?
住宅動向調査をみると、注文住宅と中古住宅、それぞれどういった理由で選んでいるのかの調査結果があります。データを見て比較してみましょう。・注文住宅を選んだ(中古住宅にしなかった)理由
「新築の方が気持ち良いから」が60.2%、次いで「リフォーム費用で割高になる」、「隠れた不具合が心配だった」、「耐震性や断熱性など品質が低そう」などの順になっていて、性能や劣化によるトラブルを懸念していると見られる意見も約30%弱です。
・中古住宅にした理由
中古住宅を選んだ理由としては、「予算的にみて中古住宅が手頃だったから」が78.9%で断トツの数字である。経済的要因が大きいことをうかがわせるデータです。
間取りや設備、性能に関しての選択理由は、次のページで見ていきます。