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BMW2シリーズ「アクティブ ツアラー」の完成度を探る(2ページ目)

BMWブランド初のFFモデルも設定し、広さ自慢の2シリーズ アクティブ ツアラーが登場した。CMも打たれているから気になっている人もいるだろう。一体どんなクルマで、どんな走りや実用性を備えているのかを探った。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

自慢の広さや使い勝手はどうか?

2シリーズアクティブツアラー

前席はシートサイズもヘッドクリアランスも十分で、開放感の高さはBMWとは思えないほど。なお、今回の掲載写真はすべて欧州仕様


アクティブ ツアラーの魅力は、居住性と積載性の高さにあるが、こちらは全長4355×全幅1800×全高1550mmというサイズを考えると十分に満足できるレベルにある。しかも1800mm制限や1550mm制限の立体駐車場に入庫できるなど、日本の駐車場事情に配慮されている点も都市在住のユーザーにはうれしいところ。

後席は足元も頭上も十分な空間が残されていて、前方の視界も確保されている。ただし、こうした空間を稼ぎ出すためか、身長171cmの私には後席座面の前後長が短く、床面から座面までの高さも不足気味。子どもなら不満は出ないだろうが、やや割り切りを感じる点でもある。
2シリーズアクティブツアラー

後席は前後スライド、リクライニングが可能で、分割可倒式を採用。座面の前後長が短く、やや低めの位置に座らせる設計だ



積載性も良好で、荷室の床面が低いから大きな荷物でも出し入れしやすく、折りたたみ式のラゲッジのフロアボード下にもスペースが確保されている。

BMW2シリーズ アクティブ ツアラー

低い位置にある荷室の使い勝手も良好で、キャンプやスキー、マリンスポーツなど多彩な使い方に対応してくれそう


そのボードをはずせば背の高い荷物が積めるし、大きな物や荷物が多い場合は後席を前にスライドさせるか、リクライニングして背もたれを立てるか(マイナス1.5度まで可能)、背もたれを前倒しさせれば大きな荷室空間を確保できる。

価格は332万円~と決してインパクトのある設定ではないが、衝突回避・被害軽減ブレーキやナビゲーション、LEDヘッドライトなどが標準装備で、BMWらしいスポーティな走りも楽しめるし、なんといってもそのブランド力も魅力に感じれば、欲しい! という潜在ユーザーは日本にも数多くいそうだ。

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