高精細EVFで、コンデジの限界を超える
本機には0.38型で276万ドットの高精細EVF(電子ビューファインダー)が内蔵されています。驚異的にキレイと思った富士フイルム『X-T1』のEVFは0.5型で236万ドットですから、それを上回る細かさで画像が再現されるわけです。マニュアルフォーカスでのピント合わせの時は、ピントを合わせた部分を拡大表示させ、さらにピーキングと呼ばれる機能でピントの合った部分の輪郭を際立たせられます。この機能を使えば花びらに乗った小さなアリの脚にもピントが合わせられます。このEVFのおかげで『LUMIX LX100』はレンジファインダーカメラ、あるいは一眼レフカメラ感覚で使えます。
さらに絞り、シャッター速度、露出補正、画面比率切り替えが全て独立したダイヤルやレバーで行えるため、EVFから目を離さずに操作ができます。もちろん、ズーム操作、ピント合わせもEVFを覗いたままで行いやすくなっています。この操作系とEVFの組み合わせは、特に銀塩時代からカメラに慣れ親しんだ方にはお馴染みのものでしょう。
左上に高精細EVFを内蔵。液晶モニターが固定式なのが残念だ
操作系は銀塩の一眼レフを思わせる。ベテランユーザーには使いやすい配置だ
液晶モニターは3:2の比率で水準器とグリッド(格子線)を表示できる。露出補正の表示も見やすい
これがEVF画面をマクロ撮影したもの。ボケの感じまでよく分かる。ミラーレスと同等の高精細EVFを使っている