輸入車/注目の輸入車試乗レポート

2015年も乗りたい! 個性的な輸入車たち(6ページ目)

2014年も “輸入車豊作”の年。BMW i3の志高い挑戦とM・ベンツCクラスの完成度の高さに感銘を受けたが、それ以外にも沢山の魅力的なクルマに出会えた1年を振り返ってみる。2015年も欲しくなるような輸入車に、いっぱい乗れますように。

西川 淳

執筆者:西川 淳

車ガイド


2015年は“真のテレマティクス元年”

メルセデス・ベンツCクラス

メルセデス・ベンツCクラス。旧型よりひと回り大きくなりつつ、アルミハイブリッドボディなどにより重量を軽減。エアサスペンションもオプションで用意する

BMW i3

4人乗りのシティコミューター、i3。EVモデル(499万円)とレンジエクステンダー装備モデル(546万円)を用意する

振り返ってみれば、2014年はクラシックに明け暮れた一年だった。スーパーカーよりも、クラシックカーの話題が多かったかも知れない。その一方で、最新モデルの世界では、メルセデス・ベンツCクラスに代表される“半自動化”と、BMW i3に代表される“電動化”の波が、確実に押し寄せてきた一年だった。個人的にクラシックへと惹かれたのは、そんな時代の流れに対する、精一杯の抵抗だったのかも知れない。

2015年は、ずばり、“真のテレマティクス元年”だろう。電動化と自動化はテレマティクスによるユーザーへの恩恵とその進化の先にあると、ボクは思っている。

簡単に言えば、クルマがネットワーク化されるわけだ。そこから、現在のインターネットサービスを応用した、さまざまなビジネスモデルが生まれるだろう。そのメリットにユーザーが気づき、サービスの充実を望んだとき、電動化と自動化があっという間に進化してゆく。

考えてみれば、ボクらはとてもラッキーな時代を生きている。戦前のクルマで運転をプリミティブに楽しむこともできれば、最新のクルマで未来を感じることもできる。うるさいガソリンエンジンを楽しみ、燃料電池のパワーを体験できる。

乗り倒しておかない手はないと思う。


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