2015年は“真のテレマティクス元年”
振り返ってみれば、2014年はクラシックに明け暮れた一年だった。スーパーカーよりも、クラシックカーの話題が多かったかも知れない。その一方で、最新モデルの世界では、メルセデス・ベンツCクラスに代表される“半自動化”と、BMW i3に代表される“電動化”の波が、確実に押し寄せてきた一年だった。個人的にクラシックへと惹かれたのは、そんな時代の流れに対する、精一杯の抵抗だったのかも知れない。2015年は、ずばり、“真のテレマティクス元年”だろう。電動化と自動化はテレマティクスによるユーザーへの恩恵とその進化の先にあると、ボクは思っている。
簡単に言えば、クルマがネットワーク化されるわけだ。そこから、現在のインターネットサービスを応用した、さまざまなビジネスモデルが生まれるだろう。そのメリットにユーザーが気づき、サービスの充実を望んだとき、電動化と自動化があっという間に進化してゆく。
考えてみれば、ボクらはとてもラッキーな時代を生きている。戦前のクルマで運転をプリミティブに楽しむこともできれば、最新のクルマで未来を感じることもできる。うるさいガソリンエンジンを楽しみ、燃料電池のパワーを体験できる。
乗り倒しておかない手はないと思う。