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年末年始恒例の特番、お勧めはコレだ!!(2ページ目)

年越しの準備にお忙しいこの時期ですが、それが終わったら、年末年始のお楽しみは、こたつにみかんでテレビ三昧。っていうのが、一昔前のお茶の間で下が、なに、今だってお正月らしい特番は健在なんですよ。

広川 峯啓

執筆者:広川 峯啓

お笑い・バラエティ番組ガイド


年末年始を象徴する番組

もう一つ復活を望みたいのが「ゆく年くる年」です。といっても「紅白」終了後に、日本全国の神社仏閣をリレー中継する、もの静かな番組ではなく、その裏でなぜか同じタイトルの番組が在京キー局の毎年持ち回りで制作されていました。当時は日本中の民放局でオンエアされていたものの、奇しくも昭和最後の63~64年の放送をもって終了となりました。

出演者も番組内容もは、年ごとに様々な企画でしたが、何と言ってもチャンネルを変えても同じ番組が映っているという単純な事が無性に楽しくて、リモコンのない時代にチャンネルをガチャガチャ回しては親に怒られていた記憶があります。今だと「何が面白いの?」って呆れられるだけかもしれませんが……。

往年の熱気を引き継ぐ特番も

もちろん今も健在の人気特番もたくさんあります。こちらの代表格はダウンタウンの「絶対に笑ってはいけない」シリーズでしょうか。「紅白」の真裏でありながら、視聴率的にも毎年大健闘。おそらく、この時間帯はリモコン片手に各局ザッピングしている人が大多数のような気がしますが(笑)。

そのほか「志村&所の戦うお正月「志村&鶴瓶のあぶない交遊録」(いずれもテレ朝系)も、世紀をまたいで続いている長寿特番です。この3人に、例の「お笑いビッグ3」を加えた6人が、日本のバラエティのトップ集団でしょうか。いずれも1980年代あたりから一向に人気が衰えないというのは、いまさらですが驚くべきことです。

マニアック(?)な方にお勧め

そんな中で当ガイドがお勧めしたい、とりわけマニアックな特番が「年忘れ漫才競演2014」(12月30日13:05~14:00 NHK)です。漫才協会が毎年開催する大イベントの中継なんですが、ナイツ、Wコロンなどの人気若手が参加する一方で、とんでもないベテランが大挙出演するのが、最大の見所。いい意味で、リスペクトを込めて「生きた化石」と呼ばせていただきます(笑)。漫才で笑うというよりも、水族館で珍しい生き物を見るつもりになって、好奇心満載でご覧になってください!

年末年始恒例の特番を見ていると、例えおなじみの出演者ばかりであっても、なぜか久々に親戚と会ったようなマッタリした気分になってしまいます。日頃ピリピリと神経をとがらせて生きている方も、年に一度くらいは全神経を緩ませて、お気楽にテレビ特番を見るのも、悪くはないと思いますよ。
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