女子会も開催! レジャーホテルがひそかなブーム
2014年1月1日から筆者は「365日365ホテル」というミッションを遂行し、高級ホテルからビジネスホテル、カプセルホテルなど様々なホテルへチェックインし続けてきました。その中にはいわゆるラブホテルも含まれていて、実は今、カップルでなくても泊まりたくなるようなすさまじい進化を遂げています。そもそもラブホテルという呼称は昔のもので、今では業態は進化し「レジャーホテル」「ブティックホテル」「デザイナーズホテル」など様々な呼ばれ方がされています。これらホテルについては、旅館業法上、ホテル営業や旅館営業としての届け出も必要ですが、更に風俗営業法上の規制、自治体による条例などでも細かく定められています。ホテル営業や旅館営業としてのみ届け出された施設もあり、詳述は避けますが実態は多様化しています。
実際、有名な宿泊予約サイトに掲載されている施設が、レジャーホテルの専門サイトにも掲載された「越境型」ともいえる施設が見られるようになりました。ここでは「レジャーホテル」という表現を用いますが、男女による本来の目的とは異なる利用がされているケースが散見されます。また、一般のホテルがデイユース(休憩利用)を採用するケースも増え、レジャーホテルと一般ホテルの境界線が曖昧になりつつあります。
レジャーホテルにはパブリックスペースという概念はほぼなく、客室の快適性が重視される業態のため、客室設備の充実度は一般のホテルをはるかに凌ぎます。
大型テレビにカラオケ無料、VOD(ビデオ・オン・デマンド)で映画は見放題、ジェットバスにサウナ、浴室テレビ、充実したルームサービスなどなど枚挙に暇がありません。
このような特徴から、女子会やパーティーなどで利用するケースも最近では大人気だといいます。
何より防音に優れているのでパーティーなどにはもってこいでしょう。静かに集中して仕事などしたい時にひとりで利用する男性も多いといいます(男性1人利用が不可能な施設もあるので注意)。
また、最近ではレジャーホテルのメッカである新宿歌舞伎町にも、ファミリーユース、ビジネスユースなどの一般利用を想定したデザイナーズホテルがオープンし話題となりました。デイユースも可能、女子会プランなど多彩なプランも展開しています。
場所柄周囲はレジャーホテルばかりですが、ロビーラウンジなどパブリックスペースが充実しシティホテルの雰囲気を醸し出しています。周囲のホテルとは一線を画し、この辺りのイメージを変えつつすらあります。