テクノポップ/アーティストインタヴュー

これからは宅録主婦!Sayoko-daisy

ミュージシャンからの賞賛も多い、三重在住の宅録主婦ことSayoko-daisyさんの音楽歴史。小学生から作曲・編曲を嗜み、長いブランクを経て、憂さ晴らしに始めた音楽活動。ロシア語で「誕生日の唄」もカヴァー。12月17日に初のフル・アルバム『ノーマル・ポジション』をリリースです!

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

宅録主婦の響きが気に入って

ガイド:
はじめまして、Sayoko-daisyさん。自称「宅録主婦」と名乗っておられますが、All Aboutテクノポップにも「テクノ人妻」ことCraftwifeさんに出ていただいたことがあり、なんだか相通じるものを感じます(笑)。これからのトレンドなんですかね(笑)?
 
Sayoko:
そうですね、「宅録主婦」というのは人から言われて、響きが気に入ったので名乗るようになりました。今はちょっとした道具さえあれば、老若男女職業問わず誰でも気軽に音楽を作って発信できる時代になってきているので、「宅録ママ」とか「宅録児童」とか「宅録隠居」とか、色んな方が出てくるのではないでしょうか(笑)?
sayoko-daisy

Sayoko-daisy


ガイド:
DJ児童(小学生)は見たことありますが、宅録児童はまだです。既に居そうですね。
モットーは「Party Perfomance(宴会芸)」との自己紹介を読みましたが、今までで一番受けた芸は?
 
Sayoko:
頭にかぶり物をして、歌謡番組風のMCを交えながら島津ゆたかの「ホテル」を絶叫気味に歌うというやつが定番ですね。年に2回ぐらいやります。
 
ガイド:
高齢者にもウケそうな渋い選曲(笑)!
音楽への入り口はなんだったのでしょう? 小学生の頃より、作曲や編曲を嗜むとありますが、小学生で編曲までしてたんですか? ピアノで作っていたのですか?
 
Sayoko:
歩くか歩かないかの頃から、ひとりでラジカセの前に座って音楽に聴き入ってる子供だったようです。それで親が音楽教室に通わせてくれました。で、よくある話ですがだんだんピアノの練習が苦痛になってきたんですね。譜面通りに指を動かさなきゃいけないのが面倒くさくて…ある時、「自分で作れば好きなように弾けるぞ」と思ったんです。流行りのポップスを聴くようになってバンドへの憧れも芽生えたりしていたし、もうクラシックは嫌やと(笑)。
ちょうどそのとき習ってたピアノの先生のご主人が、パイプオルガ二ストなんだけどポップスの心得もある方だったんです。バンドスコアを買ってきてピアノソロにしてみたり、童謡やムード音楽をポップス風にしてみたり、アドリブ合戦したり。小学校高学年から中学にかけてそういうことを教わりながらやってました。
 

daisyの由来は?

ガイド:
「daisy」は、やはり細野晴臣さんの「daisy world」に対するリスペクトから来ると思っていいのでしょうか?
 
Sayoko:
それが、たまたまなんですよ!
Sayoko-daisyという名前は、高校生のときに参加したインディーズユニットの人がつけてくれました。確か、daisyというのはピンク・フロイドの歌詞から取ったと聞いたような。最初はピンと来なかったけど、「そういえば細野さんもdaisy worldだし、いいじゃん?」って言われて、いっぺんに気に入ってそのまま使い続けています。細野さんは中学の頃からずーっと私のアイドルでしたから。同級生がジャニーズアイドルにキャーキャー言ってる感覚で、私は細野さんに夢中でした。
sayoko-daisy

Sayoko-daisy


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