温泉/関東の温泉

知る人ぞ知る!超穴場なおすすめ箱根温泉4選(2ページ目)

好きな温泉地ランキングでも人気の高い「箱根温泉」ですが、いざ箱根に行こうと決めても、行く温泉はいつも同じところばかり、という方も少なくないのでは? 今回は、いつもとはちょっと違った箱根の温泉を楽しみ方が知りたい人必見の「穴場な箱根温泉」をお教えします。日帰りで入れる施設も紹介しています。

植竹 深雪

執筆者:植竹 深雪

温泉ガイド

宮の下から徒歩圏内にある秘湯 「底倉温泉 函嶺」

函嶺

函嶺の正面

箱根の中心とも言える宮の下から歩いて5分程。ただ、知らないと通り過ぎてしまうであろう底倉温泉は、箱根七湯のひとつで、江戸時代より前から続いている歴史ある名湯です。

レトロな洋館が素敵な函嶺(かんれい)は、大正末期に建てられ、今も大切に守られている温泉です。以前は素泊まりで宿泊もできましたが、現在は日帰りのみとなっています。
 
竹林に囲まれた露天風呂

露天風呂

利用できるのは露天風呂のみで一つだけ。竹林に囲まれ緑が美しい露天風呂は、渓流も見下ろすことができます。もちろん温泉も素晴らしくて、源泉かけ流し。ナトリウム-塩化物温泉で、いつまでもポカポカが続き、そしてしっとりと保湿の効果が期待できます。

1時間の貸切制で、静かに、そしてゆっくりと温泉を楽しむことができるので、実はここ、本当は教えたくない穴場な温泉です。

<DATA>
底倉温泉 函嶺(かんれい)
・住所:神奈川県足柄下郡箱根町底倉558
・電話:0460-82-2017 
・営業時間:10時~18時(17時最終受付)
・料金:大人700円
・HP:http://www.miyanoshita.com/kanrei/

 

美術館にあるレトロな穴場温泉「平賀敬美術館」

正面

平賀敬美術館 正面

箱根湯本駅から徒歩およそ10分。元々は平賀敬氏が住居として使われてたものを利用されている平賀敬美術館は、民家そのものですし、看板も小さいのでわかりにくいかもしれません。しかし、この美術館に、実は知る人ぞ知る穴場な温泉がこっそりあるのです。
 
館内

美術館内の様子

館内は平賀敬の作品が所狭しと展示されています。また奥にある蔵もギャラリーとして一般に公開されていました。
 
浴槽

内湯のみ 浴槽

浴槽も床も、そして水回りも大理石が惜しみなく使われていますが、この大理石は、平賀敬自らスペインから取り寄せたというこだわりのものとのことでした。レトロでありながら、上品で高貴な佇まいです。

源泉は浴室のすぐそばで湧いているという、源泉かけ流し。ツルツルすべすべとする浴感が気持ちよく、湯温は40℃程のため、ゆっくりと湯を堪能することができました。

<DATA>
平賀敬美術館
・住所:神奈川県足柄下郡箱根町湯本613
・電話:0460-85-8327
・開館時間:11時~17時
・料金:入館料600円+入浴料1100円
 

釜飯屋さんにあるにごり湯温泉 「かま家」

かま家正面

かま家 入口

仙石原にある釜飯屋さんのかま家。「ゆ」と大きく書かれておりますが、そのとおり、実は温泉も入ることができるというお店です。
 
内湯

濃厚なにごり湯

釜飯が出来るまで約40分かかるので先に温泉へ。男女別の内湯のみです。大湧谷からひく湯は源泉100%で、少し緑がかった白濁のにごり湯。硫黄の臭は強くなく、浴感もマイルドで優しい印象でした。
 
釜飯

出来立ての釜飯

湯上がり後、ちょうど釜飯も出来上がり運ばれてきました。温泉だけの利用もできますが、具材の味を生かした釜飯は、なんだかホッとする味で絶品でした。釜飯も温泉もおすすめです。

<DATA>
かま家
・住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原817
・電話:0460-84-5638
・営業時間:9時~20時
・定休日:木曜日 第3水曜日
・料金:入浴料750円(温泉のみの利用も可)
 
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます