Apple IDを利用できるパソコンは5台まで
パソコンでiTunesを利用している人のほとんどは、Apple IDでサインインしているかと思います。実は、どのパソコンからサインインされたかは記録(認証)されています。そしてApple IDが認証して、iTunes Storeから音楽をダウンロードできるパソコンは5台までという制限があるのです。これは、無秩序に音楽がダウンロードされてしまう状況を避けるためです。もしダウンロードできるパソコンに制限がなかったらどうなるでしょうか。友達のパソコンで、一時的に自分のApple IDでサインインして、曲だけダウンロードしてサインアウトする、ということができてしまいます。これでは、本来売れるべき曲が売れないことになり、レコード会社やアーティストに正当な配当が入りません。
ただ、ここで注意すべきことがあります。認証できるのは5台までということは、パソコンの買い換えを重ねて6台目になると、Apple IDで曲を新しくダウンロードできなくなる、ということです。そのため、使わないパソコンについては、認証を解除しておく必要があるのです。
認証を解除するには?
認証を解除するには、まず左上のアイコンをクリックして[iTunes Store]で[このコンピューターの認証を解除]を選択します。このあと、Apple IDとパスワードを入力すれば、認証を解除できます。パソコンを処分したり、中古に出すときには、必ずやっておきましょう。
パソコンがもう手元にないときには?
認証を解除しないままパソコンを買い替え続けて6台目、ついに認証できなくなってしまったが、手元に古いパソコンがないときには、アカウント情報から解除できます。上部の人のアイコンをクリックして[アカウント情報]をクリック
「Apple IDの概要」の「コンピュータの認証」で、2台以上のコンピューターを認証しているときには[すべて認証解除]というボタンが表示されるので、それをクリックします。
「コンピュータの認証」という項目で認証を解除できる(画像はアップルのサポートページ http://support.apple.com/ja-jp/HT6283 より一部改変)
再度、現在使っているパソコンを認証させるには、左上のアイコンで[iTunes Store]から[このコンピューターを認証]を選びます。
長期利用者こそ注意しよう
iTunes Storeは2005年からスタートしており、今年で10年目です。iTunes Storeを初期のころから利用していて、頻繁にパソコンを買い替える、またはパソコンを複数台持っているユーザーは、そろそろ6台目にさしかかる可能性があります。一度、アカウント情報で認証している台数を確認することをおすすめします。普段使っているパソコンの台数以上が認証されていたら、すべて認証解除させてから、改めて普段使っているパソコンだけを認証させましょう。