映画/おすすめ映画

投票前に観るべし!“選挙”映画セレクション6選

12月14日は衆議院議員選挙投票日です。というわけで、今回は選挙映画をピックアップしてみました。ドキュメンタリーもあればフィクションもあり。学園を舞台にした生徒会長選もありますよ。選挙映画で投票者もモチベーションをアップしましょう!

斎藤 香

執筆者:斎藤 香

映画ガイド

選挙映画と聞いて思い浮かぶ作品ありますか? 米国の大統領選を描いた映画しか頭に浮かばないいう人もいるでしょう。でも邦画にだってあるんですよ。というわけで、日米の選挙映画、いってみましょう!


投票の参考になりそうな?日本の選挙映画

『選挙』(2006年度作品)
川崎市議会議員の補欠選挙に立候補した山内和彦氏(40)の選挙活動を追跡したドキュメンタリー。

駅前で道行く人に、自分の名前を連呼して「よろしくお願いします」と頭を下げ続ける山内さん。人の集まる場所に出向いては声をかけ、頭を下げ続け、党の後援会の人々に助けてもらい、周囲の人からアドバイスをもらい……。しかし、政策は? 政治家としてどうありたい? 日本をどうしたい? というのがまったく見えてこないのです。これが選挙活動の実態。とにかく議員数が増えればいいのだな……というのがよくわかります。

電柱にも頭を下げる勢いで、ひたすら滑稽。海外では「これ本当か? 日本の選挙はこんなバカバカしいのか」と呆れられたのもごもっともです。でもこれ確信犯のような気がする。山内さんと想田監督が、そのくだらなさにスポット当てたのでしょう。

続編となる『選挙2』は、任期を終えたあと自民党を離れて、無所属として選挙に挑んだ山内さんを撮影。原発問題を封印するほかの候補者に業を煮やして、選挙カーも事務所もなしで闘う姿を描いています。

監督・撮影・編集:監督:想田和弘


『国会へ行こう!』(1993年度作品)
大学生の川合(吉田栄作)は衆議院議員の松平(緒形拳)を助けたことから、議員の秘書のアルバイトをすることに。政治の世界に入っていくが、報道されない政界の裏側はあまりにも歪んだ世界だった。離れようとしたとき、お世話になった議員の政治改革に感銘を受けた川合は続けることになるが……。

ピンチになったら内閣解散など、政界のトップのやることはいつの時代も一緒のようで……。主人公の青年が政治に目覚めて成長していく姿を描き、後半は選挙合戦もあるので、選挙前に見るといいかも!

監督:一倉治雄 出演:吉田栄作、緒形拳、宮崎ますみ、吉田日出子、松村達雄、金子信雄ほか

>次はアメリカの大統領選挙を取り上げた映画をご紹介!
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