コートはどこで脱ぐ?扱い方と基本マナー
コートを脱いでおくのは、訪問マナーの基本です
訪問する際は、あらかじめコートは脱いで玄関を入るのがマナーですね。その際、脱いだコートは裏返しにしてまとめておきましょう。これは、「外でついたホコリを家の中に落とさない」という意味となります。コートをお預けしないで自分で管理する場合は、小さくまとめて邪魔にならない場所に置きましょう。
上司など目上の方からお呼ばれしたら
目上の方からのお招きは、モニタに映る自分を想像して
玄関を入る前にコートを脱いでおくだけでは×。マンションのエントランスや、ご自宅の門にモニタ付きインターホンがある場合は、コート姿のあなたがそのまま映ってしまいます。目上の方への訪問の場合は、インターホンを押す前に脱いでおくようにしたいですね。もちろんマフラーや帽子、手袋もお忘れなく。
お手伝いはどこまでする?
忙しく動いているホスト・ホステスの方を気遣い、お料理を運んだり、食べ終わったお皿を片づけたいところですが、勝手にキッチンに入るのはマナー違反です。「何をお手伝いすればいいかしら」「これ、どちらに運べばいい?」と、必ずひと言断ってから、相手の判断に委ねましょう。
おいとまする際は感謝の言葉を忘れずに
帰った後の気遣いまでが訪問マナーです
楽しいパーティも、節度を持った時間感覚でありたいですね。ホスト側から「そろそろお開きに…」とは言いにくいもの。「あら、もうこんな時間。楽しくてあっと言う間だったわ」と切り出し、常識的な時間でおいとまするのが、礼儀を知った魅力的な女性です。
もし、自分だけ早く帰らなければならない場合もスマートに失礼したいもの。ホストはお料理やデザートの手配などについて配慮してくれていますので、できるだけ早いうちに「〇時に失礼しなければならないので…」といった旨を伝えておくことが大切です。
おいとま後には次につながる言葉を
「帰るときにちゃんとお礼を伝えたから」では大人の女性とは言えません。パーティの翌日以降にも、メールや電話、手紙などで改めて感謝の気持ちを伝えることが大切です。きっと「お招きしてよかった」「またお呼びしたい」と思ってくれるはず。おしゃれなサンキューカードをお送りしても良いでしょう。