ミストの流れが目に見えるため、効率の良さが体感できる
スイッチを入れると、ミストが出てくるまで3分ほどかかります。これは、ミストにする水に3分以上UV照射をしないと除菌されないから。その後、連続使用中は常にUV照射が続けられるのでミストが途絶えることはありませんが、最初の3分間だけはじっと我慢が必要です。その日の湿度にもよりますが、60%・70%の設定にすると、ミストが目に見えるくらいの発生量になります。楕円のフレーム沿って流れ出てくるミストは、ドライアイスの煙がホワホワと流れ出ているような感じで、なかなか幻想的です。また、ミストが目でも確認できるので、加湿されている感じが実感できます。実際にミストが発生してからの湿度変化をみていると、2mくらい離れたところでも、直ぐに湿度があがりだしました。
また、他の加湿器と違いミストの流れる方向を定めることができるので、効率良く加湿することができると言えるでしょう。運転モードは、自動で最適な湿度にする【AUTO】のほか、手動で30~70%で好みの湿度にも設定可能。また、風量も1~10段階で洗濯乾燥機できるので、好みの状況にすることができるのは便利です。
気になる使い勝手いろいろ
加湿性能はもちろん大事な要素ですが、日々の使い勝手も大きなチェツクポイントです。気になる給水・設置場所・運転音など、項目別にチェツクしてみましょう。■給水
加湿器と言えば、日々の給水が必須となります。まずは楕円の本体部分を外し、給水タンクのハンドルを持ち上げると簡単にタンクが取り外せます。水タンクを逆さにすると給水口があり、そこから給水するという仕組み。このあたりは他社の加湿器とそんなに変わらないでしょう。
もうひつ気になったのが、本体やタンクを持ち上げると、トレイに残っていた水がタンクからポタポタと垂れてしまうこと。タンクを持って移動するという前提で、水切れがもう少し考慮されることを期待します。
加湿器はどうしても上に吹き出しているタイプが多いため、部屋の中央に置く方が適しているのですが、なかなか場所は確保できないものです。この加湿器なら、ミストを風で拡散するので、部屋の隅に置いても部屋全体が加湿されます。置き場所が確保しやすいのは大きなメリットになるでしょう。さらに、本体サイズがとてもコンパクトなので、日本の住宅事情にはうれしい仕様です。
■運転音
超音波式なのでファンの回転する音などがなく、運転音自体は非常に静かです。しかし、部屋が乾燥していてミストがそれなりに発生している間は、水タンクからピチャピチャと水が落ちるような音がします。人によるかもしれませんが、寝ている間はちょっとうるさいと感じるかもしれません。店頭ではなかなか確認しにくいのですが、音が気になる人はぜひ確認することをおすすめします。
■その他
連続18時間の連続運転可能。タイマー機能もあり、15分・30分・45分・1時間から9時間の間は1時間単位で設定することができます。また、性能に直径する部分ではありませんが、コンセントプラグが大き過ぎるのが気になりました。できればもう少し小さくなることを望みます!
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