洗剤を使わない掃除方法! 大掃除にどれだけ洗剤が必要?
洗剤を使わない掃除
洗剤を使う理由は、汚れを落としやすくするため。界面活性剤で泡立ちもよく汚れが浮いて泡が包み込んでくれるような仕組みです。
しかしその泡があるために「すすぎ」の行程が増えて洗剤を使うことによってかえって掃除にかける時間が長くなってしまうこともあります。
汚れによっては洗剤を使わないと落ちづらいものもあると思いますが、まずは水だけで試してみて汚れが落ちなかったら洗剤を使ってみるという順番に大掃除をしてはいかがでしょうか。
今回はガイドが今までテレビ番組のロケなどでうかがったお宅の画像をまじえて、基本的に水だけでする掃除の方法と掃除グッズをご紹介します。
網戸の大掃除
網戸掃除にもスプレータイプの泡がでる専用の洗剤もあります。しかし網戸が泡だらけになると、そのあとに濡らした雑巾で何度拭いてもなかなか泡が落ちないのです。こちらは[大掃除に便利!100円ショップセリアのお掃除グッズ]でご紹介したマイクロファイバー素材のお掃除手袋です。
大掃除に便利な100円グッズのマイクロファイバー掃除手袋
冷蔵庫の大掃除
冷蔵庫は庫内であれば調味料のこぼれた汚れがこびりついていたり、冷蔵庫周りであればキッチン全体の油汚れがこびりついてしまっていたりします。冷蔵庫の掃除には庫内も外もマイクロファイバークロスがおすすめです。新しいものであれば冷蔵庫内に使っても不衛生ではないでしょう。髪の毛より細い繊維でできているマイクロファイバークロス
冷蔵庫の大掃除もマイクロファイバークロスで汚れが落ちる
キッチンコンロ周りタイルの油汚れ
こちらのお宅は確か5~6年掃除をしていない状態でした。1が何もしていない状態です。お湯で濡らししぼったマイクロファイバークロスで1回拭いた状態が2になります。さすがに油汚れがべったりと残ってしまっています。そのまま10回程度マイクロファイバークロスで擦ったら油汚れが落ち、3のように綺麗になりました。コンロ周りの油汚れもマイクロファイバークロスで落ちる
キッチンコンロの油汚れ
1が最初の状態です。こちらはお湯で濡らしたマイクロファイバークロスだけでは油汚れが残ってしまっていたので、2のようにキッチンペーパーを敷きお湯をかけて「お湯の湿布」をしてみました。5分ほど放置したあとマイクロファイバークロスで擦ったら3の状態まで綺麗になりました。コンロの油はお湯の湿布後にマイクロファイバークロスで拭いた
キッチンコンロ周りの固まった油汚れ
こちらは大量の油汚れが完全に固まってしまっていたためスチームクリーナーを使いました。スチームクリーナーとは水をいれると高温の蒸気がでてきて油汚れを溶かしてくれるものです。その後にマイクロファイバークロスで拭いたら綺麗になりました。古くて固まってしまった油汚れの大掃除にはスチームクリーナーが便利
浴室や洗面所の大掃除にメラミンスポンジ
マイクロファイバークロスと同様に水だけの掃除に威力を発揮してくれるのがメラミンスポンジです。メラミンスポンジは1枚が大きいものもありますが、そのままの大きさで使うことはあまりありませんので、小さくカットされているものを購入したほうが手間は省けるでしょう。大掃除に使うメラミンスポンジはカットされているものが便利
水道水のカルキ汚れはメラミンスポンジで簡単に落ちる
仮にスチームクリーナーや高圧洗浄機を使ったとしても洗剤は使っていないので、すすぎの水拭きは不要になります。また重曹やクエン酸、セキス炭酸ソーダなどでしたら、一般的な界面活性剤が入っている洗剤よりも拭き取りが楽ですので、水やお湯だけで汚れが落ちない場合は、使ってみるのもよいでしょう。
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