注文住宅/家づくりを始める前に・心構え・トレンド

宮澤賢治の雨ニモマケズから学ぶ本物の家づくり(2ページ目)

本物の家づくりをするのであれば、これから紹介する5項目を意識しながら計画をスタートするとよいでしょう。その5項目をシンプルにまとめたいなと考え、宮澤賢治の雨ニモマケズの詩のリズムにあわせて、家づくりの心得をまとめてみました。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド


佐川旭の雨ニモマケズ


雨にも負けず
風にも負けず
雪にも夏の暑さにも負けぬ
丈夫な構造をつくり
地震にもたえ
けっして倒れず
いつも凛と建っている
毎日家族を守り
笑い声と団らんがあり
あらゆることに
気を配り工夫し
よく見聞きし分かり
そして忘れず
都会の密集地で
小さな家であっても
東に光がとれなければ
高窓を使って光をとり入れ
西に熱い光が入れば
遮熱ガラスを使い
南の日当りが悪ければ
天窓と吹抜けを使って解決し
北が寒くて暗いといえば
断熱ガラスを入れた窓をもうけ
暑い時は自然の風をとり入れ
寒い時は厚着をして
家族に我慢できないよーといわれ
なかなか理解もされず
ほめられもされず
しかし環境の役に立ちたい
私はそんな家をつくりたい


人との出会いも大切

当たり前の話ですが、施主のアイデアがいくら素晴らしくても、それをまとめる建築家、そして現場で実現する職人、この3者(施主・建築家・工務店)が一体となり心を合わせることが大切です。

そんな人との出会いがあれば現場に行くのも楽しくなるし、またその一つ一つ積み上げてつくりあげてきた過程を知ることで、我が家を愛着をもって大切にしていくことでしょう。

そして竣工後もきっと、長く心地よいお付き合いができます。

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