TOYOTA(トヨタ)/トヨタの車種情報・試乗レビュー

トヨタ・エスクァイアの走りはどうか?(2ページ目)

エスクァイアの走りといってもヴォクシー/ノアと同じ。しかし、改めてエスクァイアに乗ってみると、乗り心地も静粛性も他のライバル車に比べて最後発だけに、一歩上を行っているのがよく分かる。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

エスクァイアは静かで乗り心地も上質

トヨタ・エスクァイア

ハイブリッド、純ガソリン仕様ともにパワートレーンは同一。ハイブリッドの23.8km/Lの燃費が目を惹くが、ガソリン車の16.0km/Lでも十分に競争力のある数値といえる


走りが同じとはいっても、ヴォクシー/ノアに乗ったことのない人は気になるはず。まず、ガソリン/ハイブリッドともに乗り心地、静粛性は最後発だけあってライバルよりも一歩上を行っている印象だ。

ヴォクシー/ノアには何度か試乗する機会があったが、改めて乗るとこのクラスとしては先述したように洗練されているのには驚かされる。特にハイブリッドならエンジン回転数を高めない限り、エンジンが掛かっても静粛性はピカイチだし、1列目と2列目は乗り心地の面でも十分に上質といえるもの。

しかもタイヤサイズは15インチだけなのも乗り味の面ではプラスになっている。なお、タイヤを含めて足まわりもヴォクシー/ノアと同じだ。
トヨタ・エスクァイア

タイヤサイズは195/65R15で、ハイブリッド、ガソリンともに専用15インチアルミホイールが組み合わされる


もちろん、見た目的には少々寂しいという方もいるはずで、用品でのインチアップを図るしかない。

今回は高速道路を走る機会はなかったが、ヴォクシー/ノアの走りからしてもハイブリッドでもガソリンでも当然ながら普通に走る分には不足はないし、合流時や加速時でもとくにパワー不足を抱くシーンは少ないはず。

エスクァイアらしい高級感ならハイブリッド

トヨタ・エスクァイア

ガソリン車は7人乗り、8人乗りを設定するが、写真のハイブリッドは7人乗りのみ。810mmのロングスライドやゆったりしたシートなどの居住性はもちろん、最大でも7人以下の乗車を想定しているなら、7人乗りの方が3列目の乗降性やウィークスルーなど考えると使いやすい面もある


ハイブリッドかガソリンを選ぶかは、前者は7人乗りのみ、後者は7人か8人乗りから選べるという乗車定員、装備の違いもある。燃費でハイブリッドとガソリンの価格差の元を取るにはちょい乗り中心では年月がかかる。

高級ミニバンとして考えると、燃費や元が取れるかというよりも静粛性がより高いハイブリッドがより適任。もし、外観デザインを含めた雰囲気が好きで、走りはガソリン車で十分(それでもライバルよりは一歩上質だが)というならガソリン車を指名すればいい。

いずれにしても、どちらを買ってもヴォクシー/ノア、そしてライバルとはひと味違う質感を味わえるのは間違いない。

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます