ドラマ/大河・時代劇

『官兵衛』最終回順延:大河の流れは急に止まれない(2ページ目)

衆院解散総選挙のあおりをうけて『軍師官兵衛』の最終回が一週遅れに。こんなことはいままであったのか?大河ドラマの休止や放送回数について調べてみました。

黒田 昭彦

執筆者:黒田 昭彦

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想定外の事態

参院選とスポーツイベント、それに正月は予定がわかります。衆院選も正確にはわかりませんが政治情勢からある程度は予想できます。今回の解散はかなり突然で、かつ年末だったため調整できず『軍師官兵衛』は放送日変更となりました。
まったく予測できなかった休止は『江』の東日本大震災。この年は12月に『坂の上の雲』を放送しなくてはいけないため最終回を動かせず、放送回数の方を一回減らしています。

 

放送回数は盛り返し傾向

ついでに大河ドラマの放送回数も調べてみました。

主流は1月~12月放送なので50作前後。違うのは第一作『花の生涯』が4~12月、前述の「中河ドラマ」期間、それに『天地人』『龍馬伝』『江』の後に『坂の上の雲』があったため11月で終わった08年~10年。

初期はほとんど52回(73年の『国盗り物語』は暦の関係で51回)で一年休みなく放送しています。78年の『黄金の日日』から51回になっていますが、これは総集編を放送するようになったため。

その後、だんだん短くなっていく傾向で、その極みが「中河ドラマ」時代。しかし95年の『八代将軍吉宗』で一年放送に復帰しヒットを飛ばします。その後は微増傾向、『坂の上の雲』期間を除くと49、50回と盛り返しています。

やっぱり長く続くからこその大河ドラマです。
大河ドラマの放送回数

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