タムラ作品の特徴
タムラ作品は動くだけではありません。光ったりもします。この《100の白熱灯のための接点#2》は、「スイッチがONになると電気が点く」という仕組みを応用した、大掛かりなインスタレーションです。「ひとつの作品でバリエーションをつくると、あるときまったく違うことをしたくなります。動くものばかりつくっていると、明滅するものをつくろう、と思ったのがこの《接点》のシリーズです」。
写真左側にある円状のものがスイッチとなっており、ON状態になると右側にある白熱灯が灯ります。白熱灯の数そして光の強さは、無意識に引きつけられてしまいます。
展覧会でもアートフェアでも
作品の前のタムラサトルさん
またここ数年は、海外のアートフェアにも出し、海外のコレクターやアートファンがタムラさんの作品を買っています。
■今後のスケジュール
「実は、来年2015年は展覧会の予定が今のところ無し。大きな美術館でも小さなアートスペースでも、展示してほしいと急に言われても対応する自信はありますよ、ええ」。
■プロフィール
タムラサトル
1972年栃木県生まれ、1995年 筑波大学 芸術専門学群 総合造形卒業。
国内外の美術館・ギャラリーで、立体・映像を中心としたアート作品を発表している。
http://www.tamurasatoru.com/