天才子役のけなげな名演の大号泣の感動作!
『クレイマー、クレイマー』(1979年度作品)
結婚生活8年目に仕事人間の夫(ダスティン・ホフマン)に嫌気がさして、妻(メリル・ストリープ)は家出し、二人残されたパパと7歳の息子(ジャスティン・ヘンリー)。慣れない育児に手を焼く父と、「ママが恋しい」と言う息子はぶつかりあいながらも、これまで得られなかったお互いへの愛情を築き上げていく。
母を失った孤独感と父への理解を深めていく気持ちを、時折ユーモアも交えながら演じたジャスティン・ヘンリー。天才子役というより、フツーの子供っぽさ満載のジャスティンは、熱演になり過ぎない絶妙な芝居を見せてくれます。彼はなんとこの映画でアカデミー助演男優賞候補に。本当にダスティン・ホフマンと親子みたいに見えますよ。
監督:ロバート・ベントン 出演:ダスティン・ホフマン、メリル・ストリープ、ジャスティン・ヘンリーほか
『チャンプ』(1979年度作品)
元ボクシング・チャンピオンの父(ジョン・ヴォイト)の復活を信じる息子T.J(リッキー・シュローダー)。父は息子のために再びリングに上がる決心をするという感動のボクシング映画。
T.Jが父親を「チャンプ」と呼んで、尊敬の眼差しで見つめる。その姿を見るだけでなんだか泣けてきます。ブロンドの髪、大きな瞳のリッキー・シュローダーは最強の子役。父の復活の試合のエキサイティングで感動的な展開にハラハラしつつ、T.Jが「チャンプ」と呼ぶ姿に涙の大洪水! リッキーの演技力は演技派ジョン・ヴォイトも霞む凄さです。
監督:フランコ・ゼフィレッリ 出演:ジョン・ヴォイト、フェイ・ダナウェイ、リッキー・シュローダー、ジャック・ウォーデンほか
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