映画/おすすめ映画

『6才のボクが大人になるまで。』と少年映画(3ページ目)

今回は二人の子役が活躍する新作映画を紹介しつつ、子役主演の名作をお届けします。新作は『6才のボクが大人になるまで。』『天才スピヴェット』。子役映画は今回、少年映画をメインにしてみました!名作揃いですよ。

斎藤 香

執筆者:斎藤 香

映画ガイド

今は亡き伝説の少年たちの代表作!


『スタンド・バイ・ミー』(1986年度作品)

森の中で行方不明になった死体を探そうと、4人の少年が冒険の旅へ出る物語。道中、彼らはくだらないことでゲラゲラ笑い、お互いの悩みを語り合い、ときには涙する。そんな少年時代を描いた名作です。

大きな青い空、鮮やかな緑、線路を歩く4人の姿がまぶしい! 少年たちはそれぞれ家族関係が複雑という設定ながら、4人ともキャラクターの背景も熟知した好演を見せています。なかでも早くに亡くなり伝説のスターとなったリバー・フェニックスの孤独をたたえた瞳は忘れられません。また不良少年役でキーファー・サザーランドが出演。テレビドラマ「24」で大ブレイクしたキーファーが、この映画の少年の中で一番出世しましたね。

監督:ロブ・ライナー 出演:ウィル・ウィートン、リヴァー・フェニックス、コリー・フェルドマン、ジェリー・オコンネル、キーファー・サザーランドほか


『依頼人』(1994年度作品)

殺人事件の真相を知る者が自殺し、検事は目撃した少年(ブラッド・レンフロー)の口を割ろうとするけれど、彼は1ドルで女性弁護士を雇う……というジョン・グリシャム原作のミステリーの映画化。

演技に関しては素人同然のブラッド・レンフローがオーディションを勝ち抜いて抜擢された映画『依頼人』。彼がしっかり演じきれないと、この映画そのものが大失敗に終わってしまうという重要な役を、スーザン・サランドン、トミー・リー・ジョーンズというベテランの演技派と互角に渡り合い、新しいスターの誕生を予感させるに十分の名演を見せました。それだけに25歳で急逝したのは本当に残念! ブラッドの出演作では『マイ・フレンド・フォーエバー』も友情物語として人気が高いです。

監督: ジョエル・シューマカー 出演:スーザン・サランドン、トミー・リー・ジョーンズ、ブラッド・レンフロー、メアリー=ルイーズ・パーカーほか

>次はコメディとホラーで魅力を放つアメリカとスウェーデンの子役が登場!
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