野菜や果物を買いにくい状況が影響しているのかも?

野菜,果物,葉酸,ビタミンC,ビタミンB群,メンタルヘルス,ストレス,うつ

野菜や果物に含まれるビタミンやミネラルが、メンタルヘルスにも役立つのかも

アメリカやイギリスなどでは、貧困層ほど野菜や果物、魚、肉などの生鮮食品が買えず加工品などの偏った食事から、肥満から生活習慣病になる傾向が見られます。

日本でも国民健康栄養調査で、収入が少ない人ほど野菜や果物の摂取が少ない傾向があり、特に果物等は価格が高いために買えないという声がありました。

詳しくは、「低収入層は野菜不足の傾向?」もお読みください。

野菜や果物を食べることがメンタルヘルスにも効果がある、というよりは、幅広い食品を食べられるという環境が、健康やストレスに関連しているのかもしれません。

平成 21~25 年度文部科学省科学研究費による新学術領域研究 (略称「社会階層と健康」)では、社会科学と健康科学の多分野の研究者が協力し、日本国内の健康社会格差の実態とメカニズムを調査しました。

その報告の中に、運動についても、学歴や収入が高いひと程、運動習慣があるそうです。ストレスがまた悪い習慣を続けるという負のスパイラルに陥ることが示されていました。
慢性的なストレス度が高 いと、脳の機能不全によって、健康に悪い生活習慣を改めることが難しくなり、酒やたばこといっ た嗜好品への依存などを習慣的に続けてしまう 可能性があるということです。しかし、ストレス度が下がると、脳の機能は回復するため、ストレスを慢性化させないことが重要です。
適度な運動は、脳のストレスへの反応が弱まり、不安を感じにくくすることからメンタル面でも重要な役割を果たすとという考え方もあり、メンタルヘルスについては、様々な分野での研究が進んでいます。


心の問題は、食事や運動だけでは解決できる問題ではないですし、個々の経済状態も簡単に改善できることではありません。しかし自分が自分の心身の健康を守るために、野菜や果物など多様な食品を摂取したり、運動するなどのように心がけることは、決して無駄にはならないと思います。


参考/
・Eating five a day may keep the blues away
・食事パターンと自殺との関連について/多目的コホート研究/(国立がん研究センター)
・現代社会の階層化と機構理解と格差の制御
・日本の「健康社会格差」の実態を知ろう
・日本人の食生活パターンと抑うつ症状との関連 (精神経誌2012)
・トリプトファン(「健康食品」の安全性・有効性情報)
その他
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※当サイトにおける医師・医療従事者等による情報の提供は、診断・治療行為ではありません。診断・治療を必要とする方は、適切な医療機関での受診をおすすめいたします。記事内容は執筆者個人の見解によるものであり、全ての方への有効性を保証するものではありません。当サイトで提供する情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、各ガイド、その他当社と契約した情報提供者は一切の責任を負いかねます。
免責事項