どんな素敵な恋人も、いつかはダメ恋人と感じる

マイナス面とは向き合うべきもの

マイナス面は向き合うべきもの

「収入が低い」「オシャレに疎い」「感情のブレが激しい」。自分の今付き合っている恋人に対して、不満を挙げるとキリがないように思えます。それに比べて、友人が付き合っている恋人をとても素敵に思っている……なんてことはありませんか?

「●●ちゃんの彼氏は優しくて、寂しい時によく構ってくれるみたい」「△△さんの旦那さんは、家族思いで絶対に浮気とかはしない」「こんなことなら、あの人と付き合っておけばよかったなぁ……」。『隣の芝生は青い』ではありませんが、他の異性と比べれば比べるほど、自分の恋人の魅力が少ないように思うかもしれません。

しかし、これは実は自然なことなのです。人間の心は、相手に好意を多く持てば持つほど、何かマイナスな部分を発見した時に、その分失望するようになっています。つまり、5の好意を持てばいつかは5の失望を感じるようになっているのです。どうでも良い人には、好意も感じなければ失望も感じません。

すべてに対して、バランスを保とうとする機能が人にはあります。それは身体だけではなく、心の状態もそうなのです。以前は素晴らしく見えた今の恋人が、まったくそうではなく感じてしまう、あなたの心は健康だといえます。

相手のマイナスな面を見るのは必要なステップ

「相手の良いところだけ見ていれば、私の恋愛は常に楽しいのに!」とあなたは思うかもしれません。しかし、本当にそうでしょうか?

あなたが自分の人生に対して、深く感謝した時はどんな瞬間だったでしょうか? また、人間のあたたかな愛を感じたのはどのような出来事を通してでしたか? 多くにおいて、それはネガティブな状況のなかで、一筋の光を見出すような流れがあったからではないでしょうか。

お金がなくて本当に苦しい時に、ご飯をおごってくれる先輩がいた。失恋をしてもう死にたいと思った時に、ただただ隣にいて癒してくれる親友がいた。自分のしたい仕事が分からず人生の袋小路にいるような気分の時に、才能と勇気に気づかせてくれる師匠がいた……。

このようにとても辛い状況から脱する時に、人は大きな愛を感じるギフトを得ます。そして、人として成長していくものです。恋人関係においてもそれは同じで、相手のマイナスな面を見るからこそ、より深い関係を築くことができるのです。