語学学習とは
みなさんにとって、外国語を学ぶということは、どういったイメージでしょう?・机に向かってテキストを最後まで進める
・語学教室に定期的に通う
・ラジオを毎日欠かさず聞く
・文法、単語をもらさず覚える
どれも間違いではないですよね。実際、ガイド自身にもそういったことを実践していた時期がありました。そして、そういう時期もある程度は必要なのだと思います。ただし、「最後まで」「定期的に」「欠かさず」「もらさず」となってしまうと、少し「しんどいなあ」というのが正直な感想ではないでしょうか。
まずは、
・机に向かってテキストをこなすことだけが勉強ではない
・独学でもなんとかなる
・毎日ラジオを聞けなくてもOK
・100の単語のうち10でも覚えられれば進歩
という風に考えてみませんか。実はこのほうがグッと効率が上がります。それはなぜなのでしょうか。実は、中国古代の思想にそのヒントがありました。
論語に学ぶ
日本でも最近静かなブームを呼んでいる孔子の言行録である『論語』。この中の「雍也(ようや)」第六に次のようなことばがあります。ちなみに、『論語』の篇名は、文のはじめの二字、ないしは三字を使っているので、特定の意味はありません。子曰、知之者不如好之者、好之者不如樂之者。
これを知る者は、これを好む者にはかなわない。これを好む者はこれを楽しむ者にはかなわない。
私たちも、こういった先人の考え方を積極的に取り入れたいものです。「知ること」、「好むこと」、「楽しむこと」、それぞれの段階はすべて必要だと思いますが、孔子の言うように楽しんだ者勝ちならば、心から楽しんでいきたいですね。
次のページでは、語学学習を日常生活に取り入れるためのヒントをご紹介します!