トーストはパーラー江古田の全粒粉パンを使って
COFFEE VALLEYのポリシーは、流行に左右されない普遍的なおいしさ。トーストもこの上なく潔い直球勝負です。添えられているのはバターとはちみつ、そしてゆでたまごと塩のみ。
「全粒粉のパンでもちもち感を出すのは難しいのですが、僕たちはその食感にこだわり、パーラー江古田の原田浩次さんに何度も試作していただきました」
もっちり感を最高にひきたてるトースト加減も、試行錯誤を重ねた末に、ほのかな焼き色に決定したのだそうです。運ばれてきたパンを、まず手で中央からふたつに割ると、そのひきの強さがわかります。鼻を近づけなくてもふわっと漂ってくる粉の香り。甘みのある豊かな味わい。ランチタイムにはサンドイッチ、ピクルス、ドリンクのセット(980円~)も用意されています。
オブスキュラのメンバーも、COFFEE VALLEYの店長をつとめる小池司バリスタも以前からパーラー江古田のパンが大好きだったうえに「たまたま僕たちも原田浩次さんも広島出身なんです(笑)」とオブスキュラさん。
テイクアウトとカウンター席の1階、ソファとテーブルの2階
「持ち帰りのできる喫茶店」として、各メニューはテイクアウトも可能。また店内でも読書や仕事、リラックスしてゆったり談笑ができるように、1階カウンター席には電源コンセント、2階には座り心地のよいソファ席やテーブル席が設けられています。
(この日はプレオープンで、2階ではスタッフが開店準備作業に追われていたので写真は遠慮しました)
清潔感漂う白いタイルと木材の美しいコントラスト。マーブル模様のカウンター。階段の小さな吹き抜け。スタッフがこだわったという階段横のテーブルはオリジナルです。
「老若男女に楽しんでいただきたいのでシンプルで無駄のない空間に仕上げていますが、あまりにも削ぎ落としすぎてハードで冷たい印象にならないよう心がけました」と小池さんは語ります。
さて、店名の意味するところは何でしょうか。 次ページでどうぞ。