「結婚できない」男子と、「結婚しない」女子

結婚にメリットがない

「結婚にメリットがない」と思う男女、急増中?

男子校、または男子クラス出身者の約4分の1の男性が「女性と上手に付き合えない」「どう接していいか分からない」という理由で結婚したい/しようと思わないのだという結果が、All About生活トレンド研究所の最新調査で明らかとなった。

男子が結婚したいと思わない理由のダントツ1位は「経済的に余裕がない」(男子校出身者56.6%、共学男子48.5%)であること、そこから有意な差が開いた上で「結婚の必要性を感じていない」「異性と出会う機会がない」などがきている。

そして、女子の側の結婚したいと思わない理由の上位3つが僅差で「今の自由さを失いたくない」「結婚の必要性を感じていない」「他人と暮らすのが面倒」であり、女子校/女子クラス出身者の約2割が「結婚にメリットがない」と思っているそうだ。

いまの男子って、どうも「経済的にちゃんと妻や家族を養わなきゃ」と思うがあまり「そんな余裕も自信もないから、じゃぁいっそ結婚なんてしなくていいや」と結婚に対して閉じてしまうのではないか。他方でいまの女子こそ、なんだかすっかり自立して充足してしまって、お一人さまでも結構楽しくやれちゃうから結婚に対して閉じるのではないか。

非婚時代の女性の自己完結性のワケ

「結婚にメリットを感じられない」非婚時代の自己完結性という点では男女共通しているのに、男子が消極的非婚なのに対して、女子は積極的非婚。「結婚できない」男子と、「結婚しない」女子。これ、むかーしに描かれていたステレオタイプな男女像だとかで言うと、立場に逆転チックなものが生まれたのではないかと思うのである。

今回の調査結果では、女性の側に「あきらめ」が感じられた。
20代独身女性は
「メリットが感じられないから、そんなにがんばって結婚しなくてもいい」と言い、
30代既婚女性は
「いろいろ不利になるから、そんなにがんばって出産しなくてもいい」と言い、
40代女性は
「家事も、相手にあまり期待しないで、なんだったら自分がする」と言う。

どうしてこんな積極的非婚や、既婚者でも「家事恊働」を諦めてしまうような自己完結性が生まれたのだろう。相手(配偶者)の存在に、依存しない。「女が強くなったから」なんて安易な物言いでなく、その背後には「自立」を促されて育った世代ならではの葛藤があるようにも感じられる。

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