<アウトドアの魅力について>
リチャード:今の日本では、子どもに「ダメ」という機会が多すぎる。「走っちゃダメ」「騒いじゃダメ」「触っちゃダメ」あれもダメこれもダメと言われ続ければ、子どもは何もしたがらなくなり、何も話したくなくなるでしょう。自然の中では、ダメなことはほとんどない。
木に登ったって、川で遊んだっていいじゃないですか。危ないからダメといわず、多少のケガならいいか、と大人もおおらかに子どもと接することができる。それもアウトドアのいいところです。
子どもだけではありません。大人にとっても、コミュニケーションツールとしてアウトドア体験は大きな効果をもたらします。年齢問わず、夫婦でアウトドアもおすすめだし、三世代でアウトドア体験に出かけたら、きっと幸せな時間を過ごせることでしょう。
たとえば先日の休暇中に、私は3人の孫と一緒にカヌー体験を楽しむことができて、本当に幸せでした。
コールマンジャパンが販売を手がけるセビラーのスタンドアップパドルボード
自然のある場所なら、どこでもアウトドアリゾートになる。とはいえ、アウトドア体験に慣れていない人は、まず何から始めたらいいのか悩むもの。リチャードさんからアウトドア初心者へのアドバイスを伺いました。
<まずは、はじめてみよう>
リチャード:とにかく、まずは行こうよ。ウェアを揃えてから、グッズを揃えてから、という人もいるかもしれませんが、それはあとから揃えたっていいと思うんです。
まずは行こうよ。遠くに出かけなくたって、まずは近くの公園の芝生で1時間ぐらいのんびり過ごすことからはじめたっていい。行ってみて、じゃあ次は小さなクーラーボックスとレジャーシートを持っていき、そのうちバーナーを手に入れて暖かいコーヒーを淹れてみる。そうやって、楽しく過ごせる道具が少しあればいい。
形から入る人もいるけれど、揃えるのが大変で一歩踏み出せないのなら、何も持たずに、とりあえず行こうよ、というぐらいの気持ちではじめてみるのがいいと思います。
そして、コールマンはあなたがアウトドアで楽しく過ごすための道具を、たくさん用意しています。
リチャードL.ギルフォイル氏
子どもと一緒にアウトドア体験をしたいと考えているお父さん、お母さんはとても多いのです。というより、子どもを持つほとんどの親は、子どもにアウトドア体験をさせたいと考えているようです。私自身が子育て中なので、同じぐらいのお子さんを持つパパ、ママとの交流も多いのですが、「子どもを連れて行きたいからキャンプやアウトドア情報について教えてほしい」という声をよくいただきます。家族向けのキャンプフェスなどのイベントもここ数年で一気に増えました。
子どもだけでなく、大人も一緒になって楽しめる。それもアウトドアの魅力のひとつです。子どものため、だけでなく、家族みんなが楽しめるキャンプを目指して、あなたのアウトドアリゾートを作ってみてくださいね。