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君は「ベイブルース」の伝説を知っているか?(2ページ目)

10月31日(金)より、角川シネマ新宿、TOHOシネマズなんば他で全国公開される、実在した漫才師を描いた『ベイブルース~25歳と364日~』。ベイブルースのツッコミを担当していた高山トモヒロが監督初挑戦ながら、見事に撮り上げました。今回は笑えて泣ける感動作に迫ってみたいと思います。

広川 峯啓

執筆者:広川 峯啓

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妙に気になったことなど

『ベイブルース~25歳と364日~』の内容とは直接関係のないことかもしれませんが、大阪を舞台にしたこの作品を見終わった時、不思議に感じたことがありました。

作品世界の中にほとんど東京が出てこないのです。大阪オールロケなので、場面として東京が出てこないのは当然ですが、これから漫才でトップを目指そうという主人公達が、東京というものを視野に入れていない。彼らの言う「漫才で天下を取る」の天下とは、あくまでも大阪を中心としたもののようです。

CDデビューを果たしたベイブルースが、目標を訊かれる場面がありますが、その答えが「シャ乱Qを超えること」。当時のシャ乱Qは関西では絶大な人気を集めていたものの、全国的にはブレイク前で、CD売れ行きさえも大阪基準で考えてしまう。これはベイブルース高山監督の考え方というよりも、大阪人全体の気質なのかもしれません。


などと、意外な東西比較文化研究も楽しめる『ベイブルース~25歳と364日~』。10月31日(金)より、角川シネマ新宿、TOHOシネマズなんば他で全国公開です。お笑いファンはお見逃しなく。
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