郵便切手の専門博物館「切手の博物館」をご案内
前回の記事では、2014年夏にソウルで開催された切手展を例にとり、世界規模の国際切手展を紹介しました。今回は東京・目白駅にほど近い切手の博物館(東京都豊島区)について紹介したいと思います。本記事では、まず切手の博物館の概要について述べ、次ページですでに切手を集めている方向けの楽しみについて詳しくお伝えしていきたいと思います。
切手の博物館とは
切手の博物館は、国内外の切手を約35万種、切手・郵便関連の図書約1万冊、雑誌・オークション誌を約1500種以上所蔵する、国内でも珍しい郵便切手の博物館です。公益財団法人日本郵趣協会の姉妹団体でもあり、世界有数の規模の切手収集家組織の博物館部門として、郵便切手の学術研究や知識の普及などの役割を果たしています。切手の博物館へのアクセス・開館時間
切手の博物館の最寄駅はJR山手線の目白駅です。ちょうど山手線の目白・高田馬場の間にあり、山手線の車窓から東側を見ると赤レンガ色のビルが見えるので、すぐに分かると思います。切手の博物館の利用案内としては、2014年10月時点で次のとおりとなっています。- 所在地:171-0031東京都豊島区目白1-4-23
- TEL:03-5951-3331
- アクセス:JR目白駅徒歩3分
- 開館時間:午前10時30分~午後5時
- 休館日:月曜日(祝日月曜休館)・展示替時・年末年始
- 入場料:大人200円、小中学生100円
魅惑のミュージアムショップ
切手の博物館を入って、まず右手を見ると、博物館の受付がありますが、左には郵趣サービス社をはじめ、複数の切手ディーラーが店舗を持つミュージアムショップが広がっています。何か収集品を手にして帰るのも大切な楽しみですので、立ち寄ってみると面白いでしょう。切手を持っていこう!
基本的に入場料は現金で払うのが一般的ですが、そこは切手の博物館。未使用切手を持っていけば、入場料として受け付けてくれます。家のタンスの中に眠っている年賀状の年賀小型シートでも大丈夫です。一緒に行く人へのちょっとした小ネタとして使えますので、ぜひお試しください。また毎月23日は入館料が無料です。2と3で「ふみの日」、つまり手紙(=文)の日だからです。切手の博物館1階の展示
切手の博物館の入口を入ると、まず企画展示スペースとミュージアムショップがあります。企画展示は年間を通じて、様々なものを行っているので、そのつどの新しい発見があると思います。ちなみに2014年12月末までは、企画展示「世界の人形展」を実施していて、国内外の貴重な切手の中で人形を描いた切手をセレクトして展示しています。次のページでは、切手をすでに集めている方向けの楽しみについて深掘りしていきたいと思います。