前回の記事では切手収集(郵趣)を進める上で、あると便利な切手用品をご紹介しました。今回は切手収集の指針となる切手カタログについて紹介したいと思います。

切手カタログは何に使うの?

手元にある切手にどれくらいの価値があるのか?欲しい切手はいくらで買えるのか?そうした取引額の目安を知りたかったり、切手の発行年や発行枚数などの基本情報を調べたりする時に使うのが、切手カタログです。

日本切手カタログ

最初に買う切手カタログとしてお薦めなのは、毎年4月20日頃に発行される『さくら日本切手カタログ』(日本郵趣協会)です。364ページ(2017年版)の冊子に、1871年から歴代発行された日本切手が全種類、カラーで採録されている優れ物です。
さくら日本切手カタログ2018年版

さくら日本切手カタログ2018年版。定価1,000円(税込)。全国の書店で購入可能。

『さくら日本切手カタログ』を開くと、下の1984年用の年賀切手の例で示しているように、1種1種の切手に詳しい解説が掲載されています。切手カタログを理解するには、ちょっとしたコツがいりますが、次の6点を押さえておけば、まずは良いと思います。
年賀切手

1984年の年賀切手の記載例。

1:1983年12月1日  2:カタログ番号N40  3:7,000万枚  4:未使用70円・使用済30円  5:初日カバー(FDC) 170円  6:小型シート未使用200円

注意が必要なのは、カタログに記載されている価格(カタログ評価額)は、あくまで最も状態が良い場合での目安となる販売価格だということです。切手が発行時点の状態より劣化している場合は大幅に安くなることがあります。

切手カタログの広告欄について

『さくら日本切手カタログ』の終わりには、全国の主要切手商の広告が出ていますので、欲しい切手があれば、お問い合わせができます。その際、切手のカタログ番号や発行年といった基本情報と合わせて照会するとスムーズです。
広告

さくら切手カタログに掲載された広告記事。全国の主要切手商が登場している。

ほかにほぼ同じ体裁の切手カタログとして、『日本切手カタログ』(日本切手商組合)があります。
次のページでは、他の日本切手のカタログについて紹介していきます。