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山手線がトップ 平成26年住みたい街ランキング

不動産ポータルサイト「メジャーセブン」から、平成26年の『住んでみたい街ランキング』が発表されました。今回は、『住んでみたい沿線』のアンケートも実施。結果からは、今のライフスタイルの姿も見えてきます。

岡本 郁雄

執筆者:岡本 郁雄

マンショントレンド情報ガイド

「吉祥寺」が7年連続トップ 2位「自由が丘」、3位「横浜」
「品川」がランクアップし第9位に

不動産ポータルサイト「メジャーセブン」が毎年実施しているマンション購入意向者への『住んでみたい街』のアンケート調査。2014年の調査結果が発表になりました(調査期間 2014年6月19日~7月13日)。

7年連続で「吉祥寺」がトップに。では、まず首都圏の住みたい街上位トップ20を紹介します。
メジャーセブンのマンショントレンド調査vol.21

「住んでみたい街ランキング 2014」(出典:メジャーセブンのマンショントレンド調査vol.21)

トップ3は、昨年同様に「吉祥寺」、「自由が丘」、「横浜」の順。順位をもとに指数化した獲得ポイントも他の街を大きく離しています。上位3駅の選択理由を見ると
  • 「吉祥寺」・・・商業施設、交通の便、公園
  • 「自由が丘」・・・おしゃれ、交通の便、街並み
  • 「横浜」・・・交通の便、商業施設、おしゃれ
と、交通の便が良好かつ街の強みがあることがわかります。他にも、大きく順位を上げた、「品川」、「新宿」、「三鷹」は、住んでみたい理由のトップに「交通の便」が挙げられています。多忙な多くの現代人にとって、求める重要な要素に「交通アクセス」が挙がるのは、必然なのかもしれません。
「品川」のオフィス街

「品川」のオフィス街 今後も再開発で魅力がアップするだろう

注目は、昨年13位から9位へと大きく順位を上げた「品川」。調査開始が2014年の6月19日から。「品川」駅と「田町」駅間の新駅誕生や再開発の発表がちょうど6月で、リニア新幹線の始発駅や羽田空港へのアクセスなど、首都圏トップクラスの交通利便性を持つ点で、高い関心を集めているようです。こうした、交通利便重視の傾向は、今回実施された『住んでみたい沿線』ランキングにも表れています。

「JR山手線」が住んでみたい沿線トップ
「東急東横線」「JR中央線」が続く

「住んでみたい沿線ランキングundefined2014」

「住んでみたい沿線ランキング 2014」(出典:メジャーセブンのマンショントレンド調査vol.21)

今回実施された『住んでみたい沿線ランキング』では、1位に「JR山手線」が選ばれました。『住んでみたい街ランキング』では、「恵比寿」、「品川」、「目黒」などの沿線駅が上位にランクインしています。「JR山手線」では、上位にランクしている「恵比寿」、「品川」をはじめ駅前の再開発によって居住ゾーンの整備も進んでいます。交通利便性だけでなく、街としての居住機能の向上も人気の理由でしょう。

かつては、人気沿線の上位は、「東急東横線」「東急田園都市線」「小田急線」の西側の邸宅街を有する沿線が定番でした。「東京メトロ」沿線が上位にランクするなど、都心エリアの人気をあらためて感じます。

「武蔵小杉」のタワーマンション群

「武蔵小杉」のタワーマンション群


その中で、2位にランクインしているのが「東急東横線」。2013年の東京メトロ副都心線との相互乗り入れで、「新宿」や「池袋」方面へのアクセスも大きくアップ。沿線にも「自由が丘」や「中目黒」、「代官山」など人気の街が多く、近年発展の目覚ましい「武蔵小杉」も「東急東横線」です。住居系の用途地域が多く、良好な街並みが維持されているのも根強い人気の理由でしょう。

今後、東京五輪に向けて湾岸エリアの開発も進んでいくでしょう。2020年ごろには、どんな街や沿線が人気になっているのでしょうか。上位に来ている街は、交通アクセスだけでなく個性的で、街選びのヒントもあります。気になった街にふらっと足を運んでみることも、マンション選びの一助になると思います。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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