家具付きシェアハウスの照明

外観

写真1. モノトーンの外壁に木質をポイントとした外観

昨今では集合住宅に住んでいてもお隣さんとの交流は少なくなってきているようです。そんな中、シェアハウスという住まい方が増えています。以前「照明住宅実例:横浜郊外のシェアハウス」でご紹介したシェアハウスは、古い研修施設をリノベーションした事例でした。

今回ご紹介するのは若手建築家のi.e.designの小垣外明子さんが設計した梶ヶ谷テラスです。運営は数多くのシェアハウスを運営している株式会社オークハウス、施工は株式会社多田工務店、照明は中島龍興照明デザイン研究所が担当いたしました。(写真1)

新築の物件で、1階と2階を合わせた部屋数は25室あり、エントランスから共有のリビング、ダイニング、キッチンスペースを見渡すことが出来ます。

玄関

写真2.エントランスの照明。

出かける時も帰宅時もコミュニケーションをとることができる建築のプランニングになっています。

外のエントランススペースは、サイン(建物名)を強調する、光の広がりの狭いダウンライト器具と階段の段差を分かりやすく照らす、光の広がりの広いダウンライト器具を組み合わせています。

また郵便受けの足元を照明することで、エントランスとしての雰囲気を高めています。(写真2)


 
内側のエントランススペースは、光の広がりの広いダウンライト器具で機能的な明るさを確保し、正面にあるLDKの共有スペースに視線を誘導させるようにしています。吹き抜けには、乳白グローブのペンダント器具を下げて、夜間でも吹き抜け内が暗くならないようにしています。

次のページでは「一般住宅にも応用できる照明術」についてご紹介します。