4年に1回だけ!アダムス川の紅鮭の大遡上
激しい流れの逆らって泳ぐサーモン。その姿は壮絶!
そんなサーモンが産卵のために川を遡上するのは、カナダ太平洋岸では秋の風物詩。実際、バンクーバー近郊でもサーモンの遡上を見ることはできます。
バンクーバー近郊でのサーモンの遡上についてはこちら>>>カナダ秋の風物詩、サケの遡上ウォッチング
今回ご紹介するアダムス川でのサーモンの遡上は規模が段違い。カナダ国内でもサーモン遡上のメッカと言われる場所で、しかも4年に一度だけ、大遡上が見られるという場所です。
では、その規模やアクセスなどの基本情報をご紹介します。
アダムス川へのアクセス
バンクーバーから陸路でカナディアンロッキーへ向かう場合の中間地点がカムループス
上の地図内の赤い魚のマークが付いてるのが観賞ポイント。大きなイベントなので、専用駐車場がありますが、途中の路肩で駐車可能な場所もあります。ただ、シーズン中はかなり混雑し、車の往来も激しいので、事故のないよう、くれぐれもご注意を。
遡上時の体色が最も美しいソーカイサーモン
頭が緑で体が赤。クリスマスのテーマカラーと同じことから、漁師はクリスマスフィッシュと呼ぶことも
バンクーバー近郊で見られるサーモンは、このように体色が暗いものが大半
そして、この紅鮭は毎年秋になると川を遡上するのですが、4年に一度だけ圧倒的に数の多い大遡上が見られます。ちなみにこの4年に一度がちょうど今年2014年。そう、サッカーW杯、冬季五輪と同じ年に、ソーカイサーモンの大きな遡上が見られるので、非常に覚えやすいですね。
整備されたトレイルを歩いて、サーモンを間近で観賞
川面にはっきりと分かるソーカイサーモンの群れ。この写真はトレイル沿いに作られたテラスから撮影したもの
川原にもサーモンを見る観光客がたくさん。すぐ足元に遡上するサーモンがたくさん!
トレイルを歩くとサーモンだけではなく、深まり行く秋の森の自然をたっぷり楽しむこともできます。ぜひサーモン観賞を兼ねて、カナダの秋を満喫してください!
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■Roderick Haig-Brown Provincial Park
アクセス:カムループスから車で45分
時期:10月中旬から下旬
入場料:専用パーキングに駐車する場合、車1台に付き5カナダドル