不器用で相手を想いすぎて恋が苦手。心温まる幸せを手に入れるには?
(c)2014『小野寺の弟・小野寺の姉』製作委員会
『小野寺の弟・小野寺の姉』はあまりにも不器用で、そして優しい姉と弟の物語。早くに両親を亡くした小野寺進(弟/33歳)と小野寺より子(姉/40歳)。
モテないわけではないのに引っ込み思案で失恋を引きずる弟と、その弟のことが心配でたまらない頑固で生命力が強い姉はずっと二人で一軒家に暮らしています。
いい距離感を保ちながら穏やかに暮らす小野寺家に1通の郵便が届いたことがきっかけで、進とより子それぞれの恋と人生が動き始めるのですが……。
恋に臆病で、空回りするほど相手のことを想いすぎる優しい姉と弟。似ていないようだけど、どこか似ている不器用な二人の恋の行方は……ここでは言えませんが、とにかく心は温まります。
どんな間柄でも相手を大切に想う気持ちは伝えたほうがいい。もしかしたら、情熱的な恋とか、ときめくような恋愛というかたちではないかもしれないけれど、かけがえのない愛はすぐ近くに存在する……大きくて温かい誰かを“愛する”気持ちこそ、自分と誰かを幸せにすること。
肩の力を抜いて、自分のそばにある幸せを見つけたい人におすすめの作品です。
作品情報『小野寺の弟・小野寺の姉』
監督・脚本:西田?史出演:向井理 片桐はいり 山本美月 ムロツヨシ 寿美菜子 木場勝己 麻生久美子 大森南朋 及川光博
配給:ショウゲート
公式サイト:www.onoderake.com
2014年10月25日(土)ロードショー
(c)2014『小野寺の弟・小野寺の姉』製作委員会
人と人とを結びつけてくれる美味しい奇跡~人生を変えるきっかけを見つけるには?
(c)2014 DreamWorks II Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.
格式高い名門フレンチと賑やかな庶民派インド・レストラン。何もかも対照的な2つの店は衝突、あり得ないバトルが繰り広げられます。その解決のカギを握るのがインド人一家の次男で“絶対味覚”と亡き母から受け継いだ“魔法のスパイス”を自在に操る、天才料理人のハッサン(マニッシュ・ダヤル)で、頑なだったマダム・マロリーの心も溶かします。
マダム・マロリーは夫を亡くして以来、ミシュランから1つ星を獲得している店にもう1つ星を増やすことに必死で、自分のレストランが人生そのもの。人生のすべてを捧げていました。天才料理人ハッサンのパパ(オム・プリ)は頑固で強引なので、マロリーとは何かとぶつかってしまうのです。
道をへだてた2つのレストランで繰り広げられる美味しい戦いと、そこから違う価値観や文化を受け入れるまでの過程、変わろうとする力には心を豊かにしてくれるヒントが描かれています。
人はいくつになっても変わることができるし、それは身近にある食材やスパイスを効かせて作り、そして誰かと食べる料理がきっかけであることも多いことに気付づかされます。
あと、この映画を観ると、フレンチかインド料理を食べたくなります(私は両方食べたくなりました)。デートムービーとして作品を楽しんで、次のデートの予約まで取り付けてしまってはいかがでしょう?
作品情報『マダム・マロリーと魔法のスパイス』
監督:ラッセ・ハルストレム脚本:スティーヴン・ナイト
製作:スティーブン・スピルバーグ オプラ・ウィンフリー ジュリエット・ブレイク
原作:リチャード・C・モレイス「The Hundred-foot Journey」(「マダム・マロリーと魔法のスパイス」/集英社文庫)
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
公式サイト:Disney-studio.jp/SPICE
2014年11月1日(土)ロードショー