ノーベル物理学賞に青色LEDを開発した、日本の3氏が決定したニュースは日本中を湧かせています。

省エネ効果抜群のLEDランプは、信号、車のランプ、イルミネーション、公共施設の照明などあらゆるところに使われていますが、もちろん住宅の照明としても白熱灯や蛍光灯に代わって広まっています。

当初は価格も高く、種類も少なかったのですが、この数年の進化は目覚ましく、機能的で使いやすく、価格もグッとお手頃になりました。それでは、2014年の最新LED事情で知っておきたい点をピックアップしてみましょう。

色や明るさ自由自在に

数年前から発売されているLEDランプのシーリングライトは、リモコンのよってオレンジ色~白色にランプの色を変えたり(調色)、光のボリュームを変える(調光)ことができるようになっていますが、今年はダウンライトや電球にも調光調色ができるものが増えきています。

ダウンライトは天井に埋め込むタイプの照明器具で、LEDランプを使ったものがここ数年の主流です。埋め込まれて目立ちにくいため、どのようなインテリアスタイルにも合わせやすく、個数やW数を調整することで空間の広さや形状を問わずに使えるのが大きなメリットです。また、光色や光量が調整できるようになり、さらに使いやすくなってきました。

最新LEDランプ

コイズミ照明では光色と光量が変えられる照明をfit調色として発売。価格も10000円以下でお手頃

たとえば、下記のようなダイニングとキッチンが連続する空間。

ダウンライトを使えば、すっきりと一つの空間にまとまりますが、これまでの悩みは、キッチンに作業しやすい色温度の高い光(白っぽい光)を選び、ダイニングではくつろぎ感を演出する色温度の低い光(オレンジ色っぽい光)を選んで同時に使うと、光色が違うためつながりのある空間ながら違和感があることでした。

光色を変えることができるLEDランプならば、その時々に応じて色を揃えることが可能で、空間のまとまり感がアップします。また光量の調整もできるので、食事をしているダイニング上は100%に、使用していないキッチン部分は同色でボリュームを落とした灯りにすることもできますよ。

最新LEDランプ

必要に応じて光色が変えられるので、つながりのあるスペースにこそ使いたい(画像:コイズミ照明)


まだ種類は少ないのですが光色が変えられるLED電球も発売されました。ダウンライトは埋め込みの照明なので、新築やリフォームでないと設置は難しいのですが、LED電球なら既存の電球と交換ができます。

PanasonicのLED電球光色切り替えタイプは、壁スイッチのON・OFFで光色を変えることができます。例えば、ダイニング上のペンダントをこのランプに交換すれば、食事の時はオレンジ系の光でくつろぎ感を、勉強の時は活動的な白っぽい光というように切り替えをするのにいいでしょう。ただ、このタイプは光量の調整はできないので注意しましょう。

 

波長を調整してより美しく!

光はいくつもの色の成分をもった波長でできていて、私たちはモノに光があたった反射光によって、モノの色を認識しています。そのため、色の見え方は光の波長によって大きく変わってきます。モノの色を見る基準として演色性があり、太陽による自然光で見る色にいかに近いかというのをRaという指数で表します。100に近いほど自然光の見え方に近いのです。

LEDランプは、光の波長を調整しやすいという長所があり、そのため、見るモノに合った光の波長をもつLEDランプを選ぶこともできます。

例えばPanasonicの美ルックは、より自然光に近い波長を実現すべく、光の波長の中でも黄色を控えめに赤を多くした波長に調整しました。そのため、モノの色に赤みが増し、生き生きと艶やかに見せる効果があります。演色性も従来のLEDランプがRa85であるの対し、Ra92を実現しています。

最新LEDランプ

見比べてみると美ルックで照らしたほうが赤みがあり、艶やかな印象(画像Panasonic)


美味しいお料理はより艶やかで美味しそうに、また肌の色も赤みが増すことで血色よくはつらつとした印象になります。食事をするダイニングや化粧スペースはもちろんですが、花などを飾るスペースにもいいですね。

最新LEDランプ

照明効果でお料理はより美味しそうに。お料理は見た目も大事ですよ!!もちろん、器具デザインにもこだわりを。シックなカラーが印象的なペンダントは、スタイリッシュで落ち着いたインテリアに(画像:Panasonic)



 

少し前までは省エネのためにLEDランプを採用していたのですが、これからは使い方やモノの見え方にもこだわりを持って選んでみてはいかがでしょうか。デザインも豊富になり、今後もLEDランプには注目です!

【関連サイト】
コイズミ照明
Panasonic


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