3つの原因から言えることは?
大切なのは、“愛を生む力”!
恋愛できない人が恋人選びをするときに、抱いている3つの思い―「損したくない」「傷つきたくない」「自分にとって都合の良い人がいい」―を紹介してきました。
結局、これらは「愛する」という根本的なことと“真逆の思い”です。だから、恋を掴めないのです。
何度も言いますが、本当の愛は無償です。
「損したくない」「傷つきたくない」「自分にとって都合の良い人がいい」というのは、全て「自分のため」であり、自己愛です。
そんな思いを抱いて相手と接したところで、相手も魅力的に思ってくれないことも多いでしょう。
さらに言うと、恋が掴めない人は、「愛する」ことよりも「愛される」ことばかりに注力しがちです。
『フロム「愛するということ」』(著:鈴木 晶・NHK出版 刊)では、このようなことが書かれています。
「愛とは愛を生む力であり、愛せないということは愛を生むことができないということである。これは、『愛されることばかり要求して自分から愛そうとしない人は、本当の愛を体験することはできない』という意味ととらえていいでしょう」
大切なのは、“愛を生む力”なのです。
恋愛は自分のハートでするものなので、自分の内側から愛が湧き出ないと、恋愛でもなんでもないんですよね。
恋愛なんて、面倒くさい?
ここまで読んで、「恋愛なんて、面倒くさい!」と思った人もいるでしょう。でも、その面倒くさい恋愛だからこそ、学べることもあるのです。
前述の本では、このようなことも書かれています。
「恋愛をすると精神の深いところまで刺激され、自分の中の物語の組換えが起こります。自分が作り上げた物語の中を生きているだけでは、そこに成長はありませんが、他者が絡むことによって物語はどんどん変化し、今まで自分だけでは分からなかったことが新しく見えてくるのです」
愛するからこそ、人は成長し、世界が広がるのです。
本当の愛を持てるようになることは、全ての人に当てはまる“人生のテーマ”です。
きちんと人を“愛せる自分”になって、幸せな恋愛を掴みたいものですね。
<参考文献>
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