ニューリッチへの道/ニューリッチへの道

安定を目指すと不安定になる(2ページ目)

「安定している公務員になろう」「大企業に勤めれば、そう簡単にはつぶれないから、安定しているだろう」不況になると、公務員試験の受験者は増え、試験対策テキストも売れるそうです。大学生の就職人気ランキングでは、毎回同じ企業が上位にランクされ、ほとんどが大企業、もしくはメディアで話題になった企業です。公務員や大企業を目指すことが本当に望ましい姿なのでしょうか?

午堂 登紀雄

執筆者:午堂 登紀雄

ニューリッチへの道ガイド

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不況期は起業のチャンス

多くの人は、不況時に起業することは無謀だと思うでしょう。しかし、少し見方を変えるだけで意外にチャンスが多いことがわかります。


まず、事務所が安く借りられます。私の会社でも、中小企業向けに、事務所や店舗の家賃の減額交渉サービスをおこなっていますが、2割3割は当たり前のように家賃を下げることができます。

ホームページも業者間のダンピングが激しく、破格の料金でつくれます。広告も、出稿する企業が激減するため、格安で広告を打つことができます。

先日も地方都市でセミナーを開催するにあたり、大手新聞の地域版に広告を出したのですが、全15段(まるごと1ページ)を、たった10万円で出すことができました。

優秀な人材も安く雇うことができます。先日、知人の会社で女性スタッフの募集広告を出したところ、なんと1,000名を超える応募があったのです。

そんなふうに考えると、雇用形態で仕事を選ぶのではなく、自分を成長させてくれるかどうか仕事を選びたい。そうすれば、環境変化に対応できる人材になれたり、あるいは変化そのものを創り出せる人材になれたりする可能性が高くなります。
そもそも不況期だから公務員、正規雇用と考える時点で、固定観念・先入観・安直発想であることを露呈しています。そんな人が、環境変化に対応できるでしょうか。

不況期に、安易に守りの姿勢に入るのは、その他大勢のすることです。集団行動はときとして自分の立ち位置を見失ってしまいます。
頭ひとつ抜け出たいなら、その他大勢集団から抜け出し、反対の方向へ走る勇気をもつことです。
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