昔ながらの風情を残す 個性的なだんじり祭り
「だんじり祭り」といえば、全国的には大阪の岸和田があまりにも有名です。今では、全国各地から岸和田のだんじり観戦ツアーが組まれるまでになりました。でも、岸和田以外で、だんじり祭りが開催されていることは、意外と知られていません。ちなみに「だんじり」とは「地車」と書き、主に西日本で多く見られる山車(だし)の一種です。大阪府下だけでなく、兵庫県の一部(阪神間)などにも、幅広くだんじりが分布しています。しかも、それぞれに個性的なだんじりを見せてくれます。そこで今回、その中から、おすすめのだんじり祭りをご紹介します。いずれの祭りも観光化されておらず、昔ながらの祭りの風情を色濃く残すものばかりです。
超危険? 夜の高速やりまわし(堺市深井のだんじり祭り)
岸和田のだんじりを全国的に有名にしたのが、だんじりが高速で曲がる「やりまわし」。しかし、夜になり提灯がともり「灯入れ曳行(ひいれえいこう)」となると、岸和田を含め多くのだんじり祭りでは決して、やりまわしは行いません。暗い中で上に乗る大工方がバランスをとるのは、とても危険すぎるからです。
そんな中、夜間の灯入れ曳行でも「やりまわし」を行うだんじり祭りが、ここ堺市深井地区にあります。夜間灯入れでの「やりまわし」を行う動画を、YouTube にてアップしましたので、ぜひ以下のリンクからご覧ください。
深井だんじり やりまわし
当日は写真のようなやりまわしを、深井駅前などで見ることができます。なお、堺市では深井地区のほか、各所でだんじり祭りを見ることができます。日程や詳細な場所は、巻末のだんじり日程サイトをご覧ください。
●堺市深井地区 だんじり祭り
日程:
10月体育の日の前々日~前日 (2017年は10月7日~8日)
アクセス:
泉北高速鉄道 深井駅下車