11月に開催されるおすすめのお祭りは?

毎月恒例のシリーズ「名物祭り3選」、例によって11月に行われる全国各地の祭りの中から、おすすめの祭りを独断で3つ選びました。11月は開催日順に、佐賀県の「唐津くんち」、東京都などの「酉の市」、そして宮崎県の「高千穂夜神楽」をご紹介します。

唐津くんち(からつくんち)

唐津くんち

唐津くんち

唐津くんちの魅力は、全部で14台もの曳山が、ちからいっぱい唐津の町を練り歩くところ。

唐津くんちは、16世紀の終わりに始まったと伝えられている祭りで、現在のような、巨大な曳山が町を練り歩く祭りの様式が始まったのは、一番曳山(いちばんやま)の「赤獅子(あかじし)」が文政2(1819年)に奉納されてからとされています。

同じ「くんち」と名の付く祭りであっても、10月の記事で紹介した「長崎くんち」とは見た目の上で似ているところはあまりありません。「くんち」とは九州北部で行われる秋祭りの総称であり、もともと(旧暦)9月9日に行われたことから「九日(くんち)」と呼ばれるようになったという説が有力です。唐津くんちは現在の11月2~4日になる以前、元々は旧暦9月29日に行われていました。

3日間のおもなスケジュールは以下の通りです。

11月2日
宵曳山(宵ヤマ) 19:30~22:00頃
11月3日
御旅所神幸(おたびしょしんこう) 9:30~16:30頃
11月4日
町廻り 10:30~16:30頃

なかでも3日の「御旅所神幸」はクライマックスとして終日、町が盛り上がります。当日は朝、唐津神社を出発し、お昼頃に西の浜お旅所を経て市内各所を回り各町へと戻っていきます。

見どころは「西の浜お旅所」への曳山の曳きこみ。お旅所は砂地になっていて、重さ2トン以上もある曳山が重みで砂に沈みこもうとするところ、曳き手たちが力を振り絞って曳き回す迫力ある場面を見逃すわけにはいかないでしょう。曳山が動くルートと通過予定時刻については、現地で得られるパンフレットか、観光協会のウエブサイトにマップが掲載されていますので、事前にチェックしておくと行動計画が立てやすくなるはずです。

なお、唐津周辺で宿がとれなかった場合、福岡市内(博多)で宿をさがすと、まず泊まりはぐれることはないと思います。2日の宵曳山の日は、博多方面への臨時バスが22時発であります。JRでも博多方面・佐賀方面への臨時列車が運転の予定です(詳しくはJR等の時刻表をご覧ください)。

●唐津くんち
開催期日:毎年11月2日~4日(毎年同日)
アクセス:JR唐津線・ 唐津駅下車
電話:0955-74-3355 (唐津観光協会)
写真提供:(一社)九州観光推進機構