奥河内大会のゴールは標高897メートル、岩湧山山頂。
岩湧山の標準コースタイムは2時間。果たして子どもを背負って時間内にたどり着けるのか……。このあたりで少し気持ちに焦りが出てきましたが、焦れば足を踏み外したり余計なケガをしてしまうことにもつながるので。まあ時間内にゴールできなくてもいいか、と開き直ってマイペースで進みます。
ベビーキャリーを背負って、山頂へ。
カヤックと自転車のあとの、登山。私は自転車を体験していないにしても、すでに2時間以上競技に参加しているわけで、それからの登山となると、やはり思っていた以上に足が疲れているのを感じました。「ああ、そうか。燃料切れなのか。」と気づいて、おにぎりをほおばったところで、少し復活。
登山道の数ヶ所にスタッフが待機して、ゼッケン番号の確認を行っています。ほとんどのポイントで「最終登山者が通過しました」の声を聞きながら登ること1時間。高圧鉄塔とススキの群生地が見えてきました。「やった、もうすぐ到着かも」はやる気持ちを抑えて前に進みますが、まだ一向にゴールは見えません。この時点でまだ登山の半分だと気づいたのは、ススキの草原が終わり、さらに森林の奥へと登山道が続いていたからです。
ベビーキャリーで息子もゴキゲン