据え置きハード市場の現状

据え置きゲームハードの図

据え置きゲームハードの市場は、実際のところどうなっているのでしょうか?

ガイドが「テレビゲーム」というものを初めて体験したのは、ファミコンの時代でした。友人の家でタイトーの「ちゃっくんぽっぷ」を見た時、ガイドは「テレビを動かしてる!」と驚いたものでした。まさしく、テレビゲーム、ですね。

そのテレビゲームが苦戦しています。スマートフォンや、あるいはニンテンドー3DS(以下3DS)などのような携帯ゲームハードと区別して「据え置きゲームハード」というような言い方をしますが、任天堂のWii U、そしてソニー・コンピュータエンタテインメント(以下SCE)のPlayStation4(以下PS4)、そして2014年9月4日に日本でも発売されたばかりの、マイクロソフトのXbox One、そのどれもが大苦戦をしています。

なんとなく、ふわっと、据え置きハードがあまり遊ばれなくなったことは感じていても、実際今どうなっているのかは知らない人も実は多いんじゃないかと思います。というわけで、日本据え置きハード市場が今どうなっているのか、これからどうなりそうなのか、お話してみたいと思います。

任天堂のパワーと任天堂の限界 Wii U

Wii Uの図

力のあるゲームがあっても、どうしても大きな盛り上がりを作りきれずにいます

今、日本の据え置きハードはWii U、PS4、Xbox Oneの3つが主要ハードとなっています。その中で最も早い時期に発売され、そして最も普及しているのが任天堂のWii Uです。現在Wii Uの普及台数は約190万台。前世代機にあたるWiiは1,300万台近くまで売れてまして、200万台を達成するのに半年かかっていません。Wii Uは2014年の12月で丸2年が過ぎようとしていますから、かなり遅いペースだということがお分かりいただけるかと思います。

それでも、3つのハードの中では最も普及していますし、「Newスーパーマリオブラザーズ U」が約120万本売れていて、これが3ハードで唯一のミリオンタイトルともなっています。

Wii Uが苦戦しながらもトップを走っている大きな理由は、他のハードに先駆けて発売されているということだけでなく、上記の「Newスーパーマリオブラザーズ U」や、「Wii Party U」「マリオカート8」など、プラットフォームホルダーである任天堂のソフトが牽引している部分が非常に大きいでしょう。一方で、任天堂以外のメーカーのタイトルが非常に少なく、スマッシュヒットがあっても単発で終わって大きな盛り上がりが作れないのが悩みの種です。

2014年の年末商戦は「大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U」がキータイトルとなりますが、今回は先行して3DS版の「大乱闘スマッシュブラザーズ for 3DS」が発売されているのが難しいところです。3DS版は発売されるや否やあっという間に100万本を超える大ヒットとなっていますが、3DS版で満足してWii U版を見送るユーザーも多いであろうことを考えると、このことはWii Uにとってはむしろ逆風と言えるかもしれません。

Wii Uは、任天堂のコンテンツパワーによって売れていると言えますし、任天堂だけでは限界がある為に苦戦しているとも言えます。任天堂以外のメーカーの積極的な介入があるか、もしくは任天堂自身が数の少なさをひっくり返すほどの大ヒットを飛ばしでもしない限り、大きな状況の変化は望めそうもありません。

続いて、PS4とXbox Oneについても見ていきましょう。