上半期の外食株主優待ベスト3(10万円以上編)(2ページ目)

第2位　コロワイド（東証1部<7616>)

予想配当＋予想優待額面利回り：6.5％

【2014年9月29日株価】 1301円
【株主優待獲得最低投資額】　500株＝65万0500円
【今期予想現金配当(1株あたり）】　5円
【株主優待権利確定月】　3月末、9月末
【優待内容】 詳細はYAHOO!ファイナンスの株主優待情報をご覧ください

第2位はコロワイド<7616>です。居酒屋｢甘太郎｣や｢北海道｣などの居酒屋チェーンをメインに展開している企業です。ちなみに、居酒屋、ステーキ、回転寿司の外食チェーンを展開するアトム(東証2部<7412>)も同社の傘下企業であり、惜しくも今回のランキングには掲載出来ませんでしたが、アトムも魅力的な株主優待のある企業ですので、合わせて注目したい優待銘柄です。その他、焼肉｢牛角｣のレインズも同社の傘下となっています。

今回は500株を購入し、年間で4万円分の優待お食事ポイントを獲得したケースを想定しています（つまり株主優待は4万円で評価し、利回り計算をしています）。株主優待件はコロワイドグループ店舗で利用できますが、株式会社レインズインターナショナルの店舗・ラーメン四天王・シルスマリア（平塚本店、馬車道店、みなとみらい店）・バンノウ水産（清水店）・一部FC店では使用できません。詳しくは同社のIR情報をご覧下さい。

業績は買収などにより緩やかな拡大基調となっています。2015年3月期通期の業績予想は売上が1.7％増の1509億500万円、営業利益が16.4％増の74億9200万円、経常利益が21.1％増の58億2800万円、純利益が8.2％増の15億3700万円となっています。

株価は2011年から長期上昇基調が続いていますが、やはり株主優待権利落ち後に調整し、次の権利落ちに向けて再び株価が上昇していくパターンがあるように見えます（もちろん、常にそうなるとは限りませんが）。調整する時は200日移動平均線まで調整することが多いので、権利落ち後にそこまで調整したところを狙うようにするといいかもしれません。

第1位　ワタミ(東証1部<7522>)

予想配当＋予想優待額面利回り：10.2％

【2014年9月29日株価】 1318円
【株主優待獲得最低投資額】　100株＝13万1800円
【今期予想現金配当(1株あたり）】　15円
【株主優待権利確定月】　3月末、9月末
【優待内容】 詳細はYahoo！ファイナンスの株主優待情報をご覧ください

今回の第1位はワタミ<7522>です。居酒屋「和民」を運営するほか、有料老人ホーム、宅配弁当なども手がけています。今回は100株を購入し、優待券（500円）を年間で24枚獲得したケースを想定しています（つまり株主優待は1万2000円として評価して利回り計算しています）。

業績に関して、売上は拡大傾向なのですが利益面では競合が激しいようで減益傾向となっています。ちなみに2015年3月期第1四半期は売上が2.6％減の394億5600万円、営業利益が1億1500万円の赤字（前年同期は16億1700万円の黒字）、経常利益が4億3500万円の赤字（同13億3600万円の黒字）、純利益が9億9200万円の赤字（同6億1700万円の黒字）と減収減益になっています。

株価は下落基調となっていますが、1300円前後が１つの底になっており、直近の株価推移を見るとそこで下げ止まっているようにも見えます。今後については、やはり業績次第で、競合が厳しくなっている中をどのように乗り切っていくのかがポイントだと思います。ただ、同社店舗をよく利用する方には利回りの点で検討しても良い株主優待銘柄と思います。

参考：日本株通信

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