琥珀色のアプフェルシュトゥルーデルとアプフェルザフト
暫くすると、いつもの注文が届いた。琥珀色の「アプフェルザフト」、そしてお決まりの「アプフェルシュトゥルーデル」。
アプフェルシュトゥルーデル(Apfelstrudel)は、オーストリアの菓子。シュトゥルーデル生地で調理したリンゴを巻いた菓子。まぁ、アップルパイの一種。
アプフェルシュトゥルーデルを作るときには、下に新聞紙を置いて読めるくらいまで薄く伸ばした生地でリンゴを包み、巻くときに溶かしバターを生地に塗りながら巻くことで、焼いたとき折り込みパイのような食感になるという。
ここのアプフェルシュトゥルーデルはとにかく、絶品。
いままで色々なところで試みたが、これは絶品。
この旨さは表現できない。とくにアップルのサクサクな食感とほんのり香ばしい甘さは言葉にでいない。
もちろんその他のケーキ類も・・・うまいんだな、これが。
すばらしいデザイン、それに美しい!
そー、飲物のアプフェルザフトは、簡単に言うとリンゴソーダ。ウィーンでは日常的にある飲物、とくにノドの乾きがある夏場は欠かせない飲物。
爽快な喉越しと、琥珀色の美しさがたまらない。
単なるアップルジュースだと甘さが強すぎで、ゴクゴク飲むという感じではないが、アプフェルザフトはソーダ水で割ってあるので、甘みが抑えられ、その代わりに炭酸の爽快な喉越しがある。
著名な文豪や音楽家、建築家など芸術家も愛用したカフェ・ツェントラル。
蓄積された長い時間の中に佇む椅子の風景。
全てが琥珀色の、その風景の中のひとつになって過ごす時間。
「ああ、またここに来たいな」と、想う至福の椅子の風景がここにある。
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