虐待リスクを上げる3つの要因
虐待は、どの家庭にも起こり得ます
- 子ども側の要因
- 母親側の要因
- 環境要因
これらの要因があることは暴力の言い訳にはなりませんが、要因別に問題を分解してみると、解決の糸口が見えやすくなります。
父親の存在が軽視されている?
子育てに関わっているのは母親だけではありません
DVがある場合、母子が父親から離れて安全に生活できるようになると、母からの暴力がおさまるケースは少なくありません。しかし、母親による虐待死事件のニュースでは、父親のことはほとんど報道されません。
群馬の事件でも、報道からわかったのは、母子と同居していたことと死亡させた現場にはいなかったことだけで、父親像は私にはまったくつかめませんでした。
一方、父親による虐待死事件の場合は、母親への非難が必ずと言っていいほど起こります。このような非対称を目の当たりにするたび、まだまだ子育ては「母親の問題」とされているのだなと感じます。
子育てに関わる父親が当たり前になってきつつあるのに、社会的には依然として父親の存在が軽視されている、と言えるかもしれません。
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