エンジンは3リッター直6ツインターボ

BMW M3セダン/M4クーペ

車両重量はいずれも1640kgで、従来のE9#系よりも少し軽くなった。エンジンやトランスミッションはもちろん共通で、ベース車では差別化されている前後トレッドのほか、フロントバンパーやボンネットなど外観においても共通部分が多い

BMW 3シリーズセダンとM4クーペの、それぞれの頂点に立つモデルとなる「M3セダン」と「M4クーペ」が日本に導入されました。発売時点での車両価格は、M3セダンが1104万円(DCT)、M4クーペが1075万円(MT)~1126万円(DCT)と、けっして安くはありませんが、内容を知ると納得できることと思われます。

見てのとおり、開口部の大きなフロントマスクや膨らんだボンネット、ワイドボディなどによる迫力あるエクステリアが、このクルマがタダモノではないことを感じさせます。従来型ではクーペのみに与えられていたカーボンルーフがセダンにも採用されたのも、新しいM3セダンの大きな特徴です。
BMW M3セダン

最高出力317kW[431ps]を5500-7300rpm、最大トルク550Nm[56.1kgm]を1850-5500rpmという幅広い回転域で発生させる特性。見た目にも印象的なカーボン製のU字型のストラットブレースは軽量でかつフロントの剛性向上に寄与している

そして「M」といえば、なんといっても気になるのはエンジン。従来型のM3には、自然吸気の4リッターV8エンジンが搭載されていたところ、新しいM3セダン/M4クーペには、新開発の3リッターの排気量を持つ直列6気筒直噴ツインターボエンジンが与えられました。このエンジンは、3気筒ずつを受け持つ2基のターボチャージャーを備えており、3/4シリーズに設定された6気筒エンジンではツインスクロールのシングルターボとなるのとは異なります。
M3セダン

Mロゴ/イルミネーション付「Mスポーツ・シート」が標準装備。写真のシートカラーは「シルバー・ストーン」

歴代M3で初めてターボエンジンが与えられたわけですが、ターボというと気になるアクセルレスポンスも自然吸気に比べて、そん色ない仕上がりとなっています。これには、アクセルオフでも一定時間、過給圧を維持するという機能も効いていることに違いありません。アクセルオフからタイムラグを感じることなく加速させることができます。その加速感は圧倒的で、極めてスムーズに吹け上がり、あっというまに7600rpmの最高許容回転数まで吹け切ってしまいます。

絶品のエンジンフィールに加えて、派手なサウンドも印象的です。BMWの量産モデルで、これほど大きな音を出すクルマというのは、ちょっと記憶にありません。
M3セダン

乗車定員は、M3セダンが5人、M4クーペが4人となる