家具・インテリア/家具・インテリア選びのトレンド・関連情報

【Watch Now】3Dプリンターとデザインの今

【石川 尚の気になるデザイン】シリーズ。今、凄まじく普及している3Dプリンターの現状を見た。いやー、驚きました!より安価に、性能向上の3Dプリンター。誰でも簡単にモノをつくることができる、デザイン時代がすぐそこに。

石川 尚

執筆者:石川 尚

ファニチャーガイド

 製造業の現場を変える3Dプリンティング技術

トンでもないものをみてしまった、知ってしまった。

間違いなく、近い将来、5年先には製作工程が全くかわる、デザイン界も変化するだろう……と実感するイベントがあった。

3Dプリンターの展示会だ。

3Dプリンターによるデザイン椅子の画像(引用:cubifyのHP)undefined           undefined●クリックすると拡大します。

3Dプリンターによるデザイン椅子の画像(引用:cubifyのHP)             ●クリックすると拡大します。


先日国際展示場で開催された、確か「フードシステムショリューション、軽量化・高度化技術、プラスチック高機能化技術等様々な技術が渾然一体の展示会」。
中でもメディアで大きく取り上げあげられる『3Dプリンター』の最新情報を得ようと、同会場向かった。
展示会主催者には申し訳ないが、あまりに多くの技術展表記があったので、どれが3D関連の展示会なのか?……記憶にない。

3Dプリンターによるイベント風景の画像undefined●クリックすると拡大します。

3Dプリンターによるイベント風景の画像 ●クリックすると拡大します。


会場に入るとちょうどセミナー「SD PRINTEING TOKYO」が始まろうとしているところだった。

慌てて椅子に滑り込むと同時にセミナーが始まった。

セミナーの画像undefined●クリックすると拡大します。

セミナーの画像 ●クリックすると拡大します。


「3Dプリンターの現状と今後について」の内容だ。
主催:(株)スリーディー・システムズ・ジャパンの小林氏が、話始めた。

とにかく製造業の現場を変えているのが、3Dプリンティング技術。
約30年程前に発明された特許期限が2009年に切れ、近年3Dプリンティングメーカーが続々と登場し、一気にホームユースの低価格3Dプリンターが普及した。

makerbotの3Dプリンターの画像undefined●クリックすると拡大します。

makerbotの3Dプリンターの画像 ●クリックすると拡大します。


それまでの3Dプリンターは数百万円もした為、一般人が入手することはほぼ不可能だったが、特許が切れた今では数万円の3Dプリンターも数多く登場し、多くの個人ユーザーがモノづくりする状態になっている。そして2014年2月に、より精度の高い先進的な造形方式である「レーザー焼石法」の特許が期限切れ。この特許切れにより3Dプリンター市場はより大きく成長する。

この経緯は、パソコンのそれと同じだ。

Stratasysの展示会風景の画像undefined●クリックすると拡大します

Stratasysの展示会風景の画像 ●クリックすると拡大します


また、今回のセミナー主催社:3Dシステムズはいまや、米ストラタシス社に次ぐ3Dプリンターの世界の2大大手、上位3社で業界シェアの80%以上を占めている。


この3Dプリンター、実はこの技術の発明は日本人だった。

  • 1
  • 2
  • 3
  • 5
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます