製造業の現場を変える3Dプリンティング技術
トンでもないものをみてしまった、知ってしまった。間違いなく、近い将来、5年先には製作工程が全くかわる、デザイン界も変化するだろう……と実感するイベントがあった。
3Dプリンターの展示会だ。
先日国際展示場で開催された、確か「フードシステムショリューション、軽量化・高度化技術、プラスチック高機能化技術等様々な技術が渾然一体の展示会」。
中でもメディアで大きく取り上げあげられる『3Dプリンター』の最新情報を得ようと、同会場向かった。
展示会主催者には申し訳ないが、あまりに多くの技術展表記があったので、どれが3D関連の展示会なのか?……記憶にない。
会場に入るとちょうどセミナー「SD PRINTEING TOKYO」が始まろうとしているところだった。
慌てて椅子に滑り込むと同時にセミナーが始まった。
「3Dプリンターの現状と今後について」の内容だ。
主催:(株)スリーディー・システムズ・ジャパンの小林氏が、話始めた。
とにかく製造業の現場を変えているのが、3Dプリンティング技術。
約30年程前に発明された特許期限が2009年に切れ、近年3Dプリンティングメーカーが続々と登場し、一気にホームユースの低価格3Dプリンターが普及した。
それまでの3Dプリンターは数百万円もした為、一般人が入手することはほぼ不可能だったが、特許が切れた今では数万円の3Dプリンターも数多く登場し、多くの個人ユーザーがモノづくりする状態になっている。そして2014年2月に、より精度の高い先進的な造形方式である「レーザー焼石法」の特許が期限切れ。この特許切れにより3Dプリンター市場はより大きく成長する。
この経緯は、パソコンのそれと同じだ。
また、今回のセミナー主催社:3Dシステムズはいまや、米ストラタシス社に次ぐ3Dプリンターの世界の2大大手、上位3社で業界シェアの80%以上を占めている。
この3Dプリンター、実はこの技術の発明は日本人だった。